京丹後市議会 > 2011-08-25 >
平成23年議会運営委員会( 8月25日)
平成23年第 4回臨時会(8月臨時会)(第1日 8月25日)

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  1. 京丹後市議会 2011-08-25
    平成23年第 4回臨時会(8月臨時会)(第1日 8月25日)


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    平成23年第 4回臨時会(8月臨時会)(第1日 8月25日)   ───────────────────────────────────────────        平成23年 第4回 京丹後市議会8月臨時会会議録(1号) ───────────────────────────────────────────  1 招集年月日 平成23年 8月25日(木曜日)  2 招集場所 京丹後市役所 議場  3 本日の会議 開会 平成23年 8月25日  午前 9時30分          散会 平成23年 8月25日  午後 0時23分  4 会期 平成23年 8月25日 1日間  5 出席議員   ┌────┬─────────┬────┬─────────┐   │ 1番 │池 田  惠 一 │ 2番 │谷 口  雅 昭 │   ├────┼─────────┼────┼─────────┤
      │ 3番 │中 村    雅 │ 4番 │吉 岡  和 信 │   ├────┼─────────┼────┼─────────┤   │ 5番 │志 水  一 洋 │ 6番 │中 西  定 征 │   ├────┼─────────┼────┼─────────┤   │ 7番 │森 口    亨 │ 8番 │岡 田    修 │   ├────┼─────────┼────┼─────────┤   │ 9番 │吉 岡  豊 和 │10番 │奥 野  重 治 │   ├────┼─────────┼────┼─────────┤   │11番 │松 本  経 一 │12番 │行 待    実 │   ├────┼─────────┼────┼─────────┤   │13番 │三 崎  政 直 │14番 │大 同    衛 │   ├────┼─────────┼────┼─────────┤   │15番 │足 達  昌 久 │16番 │松 尾  信 介 │   ├────┼─────────┼────┼─────────┤   │17番 │松 田  成 溪 │18番 │田 中  邦 生 │   ├────┼─────────┼────┼─────────┤   │19番 │森      勝 │20番 │平 林  智江美 │   ├────┼─────────┼────┼─────────┤   │21番 │川 村  博 茂 │22番 │大下倉  禎 介 │   ├────┼─────────┼────┼─────────┤   │23番 │松 本  聖 司 │24番 │由 良  尚 子 │   └────┴─────────┴────┴─────────┘  6 欠席議員       な  し  7 会議録署名議員      23番     松 本 聖 司   24番       由 良 尚 子  8 議会事務局出席職員      議会事務局長  田 上   実   議会総務課長補佐  西 山 茂 門      主任      大 木 義 博  9 説明のための出席者   ┌─────────┬─────────┬──────────┬─────────┐   │市長       │中 山    泰 │副市長       │米 田    保 │   ├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤   │教育委員長    │小 松  慶 三 │教育長       │米 田  敦 弘 │   ├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤   │教育次長     │吉 岡  喜代和 │消防長       │坪 倉    護 │   ├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤   │企画総務部長   │新 井  清 宏 │財務部長      │糸 井    錦 │   ├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤   │市民部長     │石 嶋  政 博 │健康長寿福祉部長  │中 村  悦 男 │   ├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤   │上下水道部長   │中 西  悦 男 │建設部長      │大 村    隆 │   ├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤   │商工観光部長   │吉 岡  茂 昭 │農林水産環境部長  │緒 方  和 之 │   ├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤   │医療部長     │梅 田  純 市 │会計管理者     │中 邑  正 樹 │   ├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤   │監査委員事務局長 │松 井  邦 行 │代表監査委員    │東    幹 夫 │   ├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤   │子ども未来課長補佐│福 尾 昌 信  │学校教育課長    │山 根  直 樹 │   └─────────┴─────────┴──────────┴─────────┘  10 会議に付した事件    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 会期の決定について         (市長招集あいさつ並びに諸報告・議長報告)    日程第3 議案第 81号 京丹後市立保育所条例の一部改正について(文教厚生常任委員会                付託)    日程第4 議案第 82号 京丹後市立幼稚園条例の一部改正について(文教厚生常任委員会                付託)    日程第5 議案第 83号 京丹後市放課後児童健全育成事業実施条例の一部改正について                (文教厚生常任委員会付託)    日程第6 議案第 84号 平成22年度京丹後市公共下水事業網野浄化センター施設の建設                工事委託契約の変更について(表決)    日程第7 議案第 85号 財産の取得について(CD-Ⅰ型多機能消防ポンプ自動車)(表                決)    日程第8 報告第25号 専決処分の報告について《除雪自動車物損事故(1/1峰山)に                係る損害賠償額の決定》    日程第9 報告第26号 専決処分の報告について《除雪自動車物損事故(1/31網野)                に係る損害賠償額の決定》    日程第10 報告第27号 専決処分の報告について《除雪自動車物損事故(1/31丹後                 市道間人東線)に係る損害賠償額の決定》    日程第11 報告第28号 専決処分の報告について《除雪自動車物損事故(1/31丹後                 市道間人西線)に係る損害賠償額の決定》    日程第12 報告第29号 専決処分の報告について《除雪自動車物損事故(1/31久美浜)                に係る損害賠償額の決定》    日程第13 報告第30号 専決処分の報告について《市道陥没に起因する自動車物損事故                (5/12峰山)に係る損害賠償額の決定》    日程第14 報告第31号 専決処分の報告について《市道陥没に起因する自動車物損事故                (5/16峰山)に係る損害賠償額の決定》    日程第15 報告第32号 専決処分の報告について《除雪自動車物損事故(1/14網野)                に係る損害賠償額の決定》    日程第16 報告第33号 専決処分の報告について《ふくじゅ公用車交通事故(3/18峰                山)に係る損害賠償額の決定》    日程第17 報告第34号 専決処分の報告について《消防本部公用車物損事故(6/6峰山)                に係る損害賠償額の決定》    日程第18 報告第35号 専決処分の報告について《倒木に起因する自動車物損事故(5/                23久美浜)に係る損害賠償額の決定》  11 議事                              午前 9時30分  開会 ○(池田議長) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員は24名であります。定足数に達しておりますので、これより平成23年第4回京丹後市議会8月臨時議会を開会いたします。  なお、今回より執行部側の席が一部変更になっております。他意はございませんので、御理解いただきたいと思います。  ここで教育委員長より発言の申し出がありますので、発言を許可いたします。教育委員長。 ○(小松教育委員長) 失礼いたします。このたび教育委員長をさせていただくこととなりました小松慶三でございます。どうかよろしくお願いいたします。微力ではございますけれども、精いっぱい務めさせていただく所存でございます。どうかよろしくお願いいたします。 ○(池田議長) 直ちに本日の会議を開きます。本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。
      ○(池田議長) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第78条の規定により、議長において23番松本聖司議員、24番由良議員の両名を指名いたします。   ○(池田議長) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日限りといたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○(池田議長) 御異議なしと認めます。  よって、本臨時会の会期は、本日1日限りと決定いたしました。   ○(池田議長) ここで市長から招集あいさつ並びに諸報告を受けます。中山市長。 ○(中山市長) おはようございます。  本日は9月議会を控えておりますけれども、平成23年第4回京丹後市議会8月臨時会ということでご招集をお願い申し上げました。お忙しい中、お集まりいただき、まことにありがとうございます。  本日は、新たな本市の保育所再編等推進計画も踏まえまして、関連の条例の改正初め、条例改正、さらには契約議案などをお願いしたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。詳細につきましては、提案説明の中でさせていただきたいと思います。    (市長報告)  それから、1点だけ御報告、被災地の支援の関係でございますけれども、この間、発災以降、さまざまな形で被災地の支援に取り組んできたところでございますが、去る8月1日から岩手県陸前高田市に対しまして職員の短期派遣をして頑張っていただいておりますので、御報告申し上げますとともに、今後とも同市に限らず、広く被災地の支援に取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、御理解、御協力をお願い申し上げる次第でございます。  以上、甚だ簡単でございますけれども、よろしく御審議をお願い申し上げまして、開会のあいさつとさせていただきます。    (議長報告) ○(池田議長) 続いて議長から報告いたします。  議長報告事項は、別紙配付のとおりでありますので、御参照願います。   ○(池田議長) 日程第3 議案第81号 京丹後市立保育所条例の一部改正について、日程第4 議案第82号 京丹後市立幼稚園条例の一部改正についての2議案を一括議題といたします。提案者から提案理由の説明を求めます。中山市長。 ○(中山市長) それでは、81号、82号を一括して御説明申し上げます。  81号は保育所条例の関係、82号は幼稚園条例の関係でございます。まず、81号につきましては、これは、これまで手続を進めてきております大宮北保育所の設置、それから大宮南保育所の定員に係るものでございまして、大宮北保育所につきましては、口大野、河辺、善王寺の各3保育所を統合し、大宮北保育所として平成24年4月1日をもって設置することとしたいとするものでございます。  また、大宮南保育所の定員につきましては、これは82号でお願いをすることといたしております幼稚園の設置に伴いまして、保育所の定員を230名から200名に変更するものでございます。なお、大宮北保育所につきましては、あわせまして低年齢児保育の実施など、保育サービスの充実や子育て支援センターの併設などを図ることとしております。  詳細は、市民部長の方から説明させていただきます。  82号でございますけれども、保育所再編等推進計画も踏まえまして、大宮北保育所の開設にあわせて、幼保一元・一体化施設として大宮南保育所施設内に大宮幼稚園を新たに設置するものでございます。  詳細につきましては、教育次長から説明させていただきます。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○(池田議長) 市民部長。 ○(石嶋市民部長) 議案第81号、京丹後市立保育所条例の一部を改正する条例につきまして、補足説明を申し上げます。  大宮北保育所は、先ほど市長より御説明がございましたとおり、口大野、河辺、善王寺の三つの保育所を統合して新たに設置いたす保育所でございます。現在、口大野、河辺、善王寺三つの保育所の受け入れ年齢の関係でございますが、河辺保育所では1歳児、口大野保育所善王寺保育所で2歳児ということでしておりますが、市長の説明にございましたように統合とあわせまして、ゼロ歳からの低年齢児保育を実施することとしております。  また、土曜日は午後の保育時間を午後6時までといたしまして、延長保育時間の拡充を図るということなど、保育サービスを充実することとしております。  保育所整備にあわせまして、子育て支援センターと別に、上程をこれからさせていただきます放課後児童クラブを併設して新施設での効率的運営を図るということも考えております。  保育所の通所の対応につきましてですけれども、送迎バス3台を配備いたしまして、口大野地区、河辺地区、善王寺地区から入所いたします3歳児以上の児童を保護者の希望により送迎することとしております。  もう一つの条例でございます大宮南保育所の定員でございますが、保育所再編等推進計画幼保一体化一元化運営を行うことから、大宮南保育所に、次に説明させていただきます大宮幼稚園を併設することといたしまして、現在の大宮南保育所の定員230人を200人に変更するものでございます。  以上で、補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議お願いいたします。 ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) 議案第82号、京丹後市立幼稚園条例の一部改正について、補足説明をさせていただきます。  改正内容につきましては、大宮南保育所施設内に京丹後市立大宮幼稚園を設置するため、幼稚園の名称及び位置を定めております第2条の表に、京丹後市立大宮幼稚園を追加することとし、位置は、大宮南保育所の設置位置であります京丹後市大宮町周枳167番地としております。条例の施行期日は、設置を予定しております平成24年4月1日としております。  今回の条例改正の趣旨等を若干説明させていただきます。現在の市内の幼稚園の設置状況は、単独幼稚園として峰山幼稚園網野幼稚園の2園、保育所との一体化施設として丹後幼稚園がありまして、あわせて3園を設置し運営しております。  幼稚園と保育所の状況ですが、合併後、多くの施設をそのまま引き継ぎ、一部の保育所で統廃合を行うとともに、丹後こども園幼保一体化施設として運営を行っております。社会情勢や少子化を初めとする子供と子育て家庭を取り巻く環境が変化する中、これらの変化を踏まえるとともに、義務教育9年間を見据え、就学前教育を充実することによって、系統的で一貫性のある教育、保育の実現を図ることとしております。このような中、町域ごとに幼稚園を設置するという方針のもと、議案第81号で提案しております大宮北保育所の設置にあわせ、幼稚園の未設置町域である大宮町域に幼稚園を設置するもので、幼稚園として必要なスペースが確保できることとなる大宮南保育所の施設の一部を転用し、幼稚園を設置しようというものでございます。  また、大宮幼稚園につきましては、多くの部分で大宮南保育所との一元化として運営する予定としておりますので、一元化の取り組みの状況と大宮幼稚園の予定している運営内容について、資料により説明させていただきます。資料をごらんいただきたいと思います。  まず、1ページでは、Ⅰ 幼保一元化の実施について、本年3月に見直し策定しました京丹後市保育所再編等推進計画に基づき、幼保一体化・一元化を実施することとしていることを記載しております。  (1)一元化の目的は、家庭との連携を図りながら、生涯にわたる人間形成の基礎となる質の高い教育・保育を保障するとともに、仕事と子育てを両面で支援するため、学校教育と保育の一体的提供、多様な保育ニーズへの対応、家庭における養育支援の充実を図ることを目的としていることとしております。  (2)設置形態は、国が新たなシステムを検討しており、平成25年度から制度化される見込みであることから、それまでの間の1年間は現在の幼保一体化の運営形態に工夫を加えながら実施をしていきたいというふうに考えております。なお、平成24年度からはすべての幼稚園で預かり保育を実施したいというふうに考えております。  (3)保育所の再編と幼保一元化では、国では経過措置としまして、当分の間、従来の幼稚園、保育所を制度として残す方針であり、またすべての幼稚園、保育所を一元化するには、施設や職員体制等における課題解消に一定の期間が必要であるため、保育所再編にあわせて段階的に一元化施設に移行していきたいというふうに考えております。  (4)管理部局の一元化では、就学前教育の充実を図るため、指導助言体制が整っております教育委員会への管理部門の一元化を行うことを検討したいというふうに考えております。なお、一体化施設の保育所のみを教育委員会で所管しますと、保育行政を二つの部局で行うこととなりますので、行政運営の面からも適当でないため、平成24年度から幼稚園、保育所業務のすべてを教育委員会が行いたいというふうに考えております。これに伴い、組織条例等改正が必要になる関係例規がありますが、子ども未来課所管の他の業務の整理も必要となってくることから、市長部局と協議を行い、改正が必要な条例につきましては、12月議会に提案をさせていただきたいというふうに考えております。  2ページでは、(仮称)大宮こども園の運営状況を記載しております。  (1)受入年齢は、保育所はゼロから5歳児、幼稚園は3歳から5歳児とします。なお、大宮幼稚園網野幼稚園は、24年度から3歳児の受け入れを考えておりますが、丹後こども園と耐震化で代替施設での運営を行うことになる峰山幼稚園につきましては、施設内容について一定府と協議中でありまして、その結果を受け、教育委員会で改めて検討したいというふうに考えております。  (2)受入定員は、保育所200人、幼稚園80人とします。現在の大宮南保育所の定員は230人でございますので、全体で50人の増加となりますが、施設の受け入れは可能というふうに考えております。  保育内容は、午前中は保育所、幼稚園の統一カリキュラムで行い、幼稚園では預かり保育を実施したいと考えています。なお、預かり保育につきましては、先ほども申し上げましたとおり、24年度からすべての幼稚園で実施を予定しております。  保育時間は、大宮南保育所は変更ありません。幼稚園は基本の保育時間は変更する予定にしておりませんが、預かり保育は、保育所の基本となる保育時間にあわせ、平日は14時30分から16時30分、土曜日は8時30分から11時30分、長期休業中の平日は、8時30分から16時30分までとしたいというふうに考えております。  なお、保育料については、従来どおりでございます。幼稚園の預かり保育料につきましては、預かり保育を利用した場合の保育時間が、保育所の基本としている保育時間と一緒になることから、保育所の平均保育料を参考に、毎月の保育料と預かり保育の時間が長い8月の保育料を年額として考え、月額の保育料を算定し、月額1万2,000円、8月は2万円とさせていただきたいと思います。  幼稚園の給食代は、実費負担として月額3,500円を予定しております。  職員体制は、記載のとおりに予定しておりますが、所長と園長、所長補佐と副園長は兼務とし、その他3歳児以上の担任職員は保育士と教諭の兼務発令を行いたいと思います。  3ページでは、(仮称)大宮こども園の運営概要を表にしております。参考として、既設幼稚園についても記載をさせていただいております。  4ページは、市立保育所の平成24年度の運営内容の想定表でございます。  5ページは、(仮称)大宮こども園の配置図でございます。緑色の線で囲まれた部分が幼稚園の部分というふうになります。  なお、本日、追加資料として、大宮町域の保護者を対象として行いました幼稚園利用に関する意識調査結果を配付させていただいておりますが、内容は主なものとなっております。説明は省略させていただきますので、後ほどごらんいただきたいと思います。  以上、よろしく御審議をお願いいたします。 ○(池田議長) 提案者の説明が終わりました。  ちょっと議案とは関係ないのですが、私の方から申し上げます。クールビズの関係等で上着を脱いでいただいて結構ですので、議員の皆さん方脱いでいますし、執行部側の皆さん方も脱いでいただいて結構ですので、よろしくお願いします。  それでは、ただいま説明のありました議案第81号及び議案第82号については、議会運営委員会で決定のとおり一括質疑とし、回数制限を設けないことといたします。これから議案第81号及び議案第82号について質疑を行います。田中議員。 ○18番(田中議員) 18番、田中です。説明資料の1ページにあるのですが、丹後こども園での運営内容を検証したということで、3歳からするということですが、この3歳の理由、3歳というのは非常に子供の成長にとって難しいといいますか、変わり目の年齢だというふうに思いますが、そういった検証がどのようになされたのか、どういう内容であるのかということが一つです。  それから、もう一つは、管理部局の一元化ということで、教育委員会が管理運営していくという方向で提起をされていますが、もっと検討が必要ではないかというふうに思いますが、子育て支援課とのそういった協議が十分なされたのか、まだ短期間ですので、保育の関係についても重要な内容があるというふうに思いますが、そういった点について、本当に教育委員会管理部局一元化の方向でいいのか。例えば、実証研究的に実施をするだとかいうそういう検証が必要ではないかというふうに思うわけですが、そういった検討をなされているのかということが疑問です。  もう一つ、最後に、職員の体制のことでありますが、幼稚園では、職員の研修時間というものが1日の午後から一定保障をされているということですが、この研修の保障がこの一元化のもとでどういうふうに保障されていくのかという点について、お聞きしたいと思います。 ○(池田議長) 市民部長。 ○(石嶋市民部長) 丹後こども園の検証の関係でございますけれども、まず、職員の方、いわゆる園長さんに状況を聞かせていただきました。その上で、保護者会の方、役員会になりますけれども、役員会に一度内容等を聞かせていただいた。そして保護者会の内容を聞かせていただいた中で、アンケートもやるというようなことを考えておりましたので、保護者会の中でのアンケートの重点項目、そういった関係についても保護者会の方から聞かせていただいて、重点項目をもってアンケートをさせていただいたというようなことで考えております。  その中で、基本的にはその検証という中で、一つは、丹後こども園の幼稚園の活動内容につきまして、保護者の方に丹後こども園の運営内容を十分知っていただく必要があるというようなことが、まず、今後の一つ大きな課題として見えてきたものと思っていますし、また、預かり保育の関係につきましての詳細な保護者の意識、そういったものについても検証ができたのかというような考え方をしております。検証については以上のような内容でございます。  3歳児の保育につきましては、教育委員会の方の考え方もあわせまして、そういった考え方をしているということでございます。(「ちょっとわからないです。なぜ、3歳なのかという専門的な発達段階におけるそういう検討もされたのですか。検証あらへん。」の声あり) ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) なぜ、3歳児から受け入れるかという御質問ですが、まず1点目が、学校教育法第26条の規定によりまして、幼稚園の入園資格を満3歳からしていることから、3歳児から幼稚園教育を受ける機会を体制として整えることをまず1点として考えております。また、現場の職員等と話し合う中でも、子供たちの育ちを考えた場合、3歳ぐらいから生活習慣等の成長が大きいことから、3歳児からの保育、教育を受けていただく体制を整える方がいいだろうという結論的なものがありまして、そういうことを教育委員会として考えさせていただいて、3歳児からの受け入れをさせていただくこととしました。  それから、管理部局の一元化について検討したのかということですが、これにつきましても、以前からいろいろと御指摘を受けている中、一元化・一体化施設を推進する上では、管理部局の一元化も同じようにやっていかなければならないということにつきましても、市長部局等と協議をしておりまして、今回の一部一元化をすることにあわせまして、教育委員会の方に管理部局を持ってくることという結論を出させていただいたということで、今、具体的な検討をさせていただいているところです。  それから、職員の体制の件ですが、議員がおっしゃったように幼稚園と保育所を比較した場合に、幼稚園の職員の方が研修の機会はたくさん与えられている状況があります。今回の一元化につきましても、丹後こども園の方でもそうですが、兼務発令の職員につきましては、保育所の方に中心的に所属する職員でも、幼稚園の研修の方に行っていただく機会はつくらせていただいているような形をしておりますので、同じような形で研修の時間の確保には努めていきたいというふうに考えています。 ○(池田議長) 田中議員。 ○18番(田中議員) 管理の関係ですが、保育・教育で総合的なそういう課が必要ではないかというふうに私は思うわけですが、そういった検討は全くなされていないという、教育委員会が所管で持っていったらいいというような受けとめになるわけですが、やはり保育も同時に責任があるわけですので、そういった点の十分な検討が本当になされたのかという点で、ちょっと疑問が残るわけです。  それから、職員研修の関係では、今言いましたように保育の関係もありますね。それから、預かり保育もしていかないといけないということで、実質的にはそういう保障が本当に厳しいといいますか、なくなっていくことが予想されますので、もうちょっと今より後退するようなことがあってはいけないという考えですが、その点についていかがでしょうか。 ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) まず、管理部局の件ですが、教育委員会の組織の中にも今、課が4つあるのですが、保育所を教育委員会の方に移すことによりまして、今の体制ではそのままできないというふうに思っていますので、職員の体制とか、組織をどうするかということについても一緒に検討する必要があるということで、先ほど申し上げましたように12月議会に組織の関係については一定整理をさせていただいて、また関係条例等を提案させていただくことをお願いしたいというふうに思っています。ただ、議員がおっしゃいますように、今の体制のままでは教育委員会の内部でそのまま保育所をやるということは無理だと思っていますので、それなりの体制については市長部局と相談をしながら考えていきたいというふうに思っています。  それから、研修の件ですが、幼稚園の預かり保育につきましては、これも今検討させていただいているのですが、正職員での対応はなかなか時間的に無理だろうと思いますので、臨時の職員を預かり保育に充ててやらせていただきたいというようなことを考えさせていただいております。 ○(池田議長) 大下倉議員。 ○22番(大下倉議員) 22番、大下倉です。こども園の幼稚園の方は授業料というか、ちょっと言葉が違っているかもわかりませんが、それについてお尋ねいたします。保護者が幼稚園に子供を預けて、それから、それが済んでから預かり保育をした場合、保育所と同様の預かり時間にした場合、これで見ると9,500円、それと預かり保育、これは保育所と同様の、幼稚園が済んでからの時間と思いますが、それが月額1万2,000円、それから給食が3,500円と、合計で2万5,000円と私は思っておりますが、それについて、それが適正で答えになっているかちょっとわからないですが、その場合、保育料の今までの算定の所得の高い方は最高月額7万5,000円ということで、この場合、幼稚園と預かり保育とをお願いした場合、保育所の場合の人と非常に格差が大きいと思うのですが、その点についてどういう御見解かお尋ねしたいということ。  それから、こういうこども園ができましたことは非常に苦労されて、国の方針も非常にぶれているときに御苦労だったと推察しておりますが、こういう制度ができたことは非常に敬意を払っておりますが、その他の地域でこれから統合して保育所、幼稚園、こども園、いつできるかわからないというようなところは非常に不公平になると思いますが、その辺についてお答えをお願いいたします。 ○(池田議長) ちょっと大下倉議員、2番目の件はこの条例とはちょっと離れていますので、よろしいですか。 ○22番(大下倉議員) それなら省略させていただきます。 ○(池田議長) 条例の中身とちょっと外れていると思いますので、では、一つ目の質問について答弁をお願いします。教育次長。 ○(吉岡教育次長) 保育料の関係ですが、預かり保育の保育料を今回改めてつくらせていただくような形になりますので、それとの比較になると思いますが、議員がおっしゃいますように幼稚園の月額の保育料は9,500円です。預かり保育が1万2,000円を予定しておりますので、それと給食費として3,500円を予定しています関係上、合わせると2万5,000円になります。この算定ですが、基本としましては、保育所の基本となる保育時間と預かり保育を利用した場合と時間が一緒になる関係もありまして、保育所の保育料をある程度参考にさせていただきながら、年間の保育料を出させていただいています。大宮南保育所の平均の保育料が大体2万5,400円程度ですので、それを参考にしながら年額の保育料を算定し、それを月額である程度割り戻しをしながら、8月は時間が長くなりますので、2万円という、総年間額で同じような金額になるような形で出させていただいております。 ○(池田議長) 大下倉議員。 ○22番(大下倉議員) そうすると、今まで保育料の算定所得の高い7万5,000円の人が大宮こども園の幼稚園の方に移行した場合、非常に安くなるということになりますが、それはやむを得ないということでありますかいかがか、お尋ねいたします。 ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) 議員御指摘のように、保育料の方は所得階層によって保育料の額が異なっておりますので、ゼロ円の方から7万幾らの方まで階層によって違います。ですから、その階層のどこに当たるかによって、単純に幼稚園の今の保育料2万5,000円と比較した場合は、上下のことは出てくる人がおられるというふうに思います。 ○(池田議長) 奥野議員。 ○10番(奥野議員) この幼保一元化というのは、ここには早川議員はおられませんけれども、網野町時代からの課題であります。そういう中で、今回のこの大宮の整備にかかわってこういう制度を発足しようと考えられる。本当にしっかりとやっていただきたいと思うわけですけれども、何点かお尋ねしたいと思います。  国の流れがあります。国の流れは、当初は幼稚園に保育機能を持たせたこども園と考えたということですね。しかしながら、幼稚園等々から反発があり、幼稚園、保育園はそのままでいくということが、今、国の方針で変更されてきたという中で、国は、幼保一体化の施設として総合施設をつくっていこうということになってきたわけですね。それが来年の3月の国会で決定するだろうという流れがある。この流れと本市の考え方と、私は並行して同じ方向に向かっているというふうに今回のこの提案、資料を見させていただいて思っているわけですけれども、そういう理解でいいのかどうか。基本的なところをまず1点お聞かせ願いたいと思います。 ○(池田議長) 中山市長。 ○(中山市長) 国の方の流れは、最新の状況ですと、こう理解しているのですけれども、25年4月から始めると。3段階ありまして、第1段階は25年4月からの時期であって、その時点では一体化施設と、幼稚園と保育所と併存しても構いませんよという時期が第1段階の時期であると。それから、次が第2段階の時期として、併存させながら同時に3歳以上の保育所については廃止していきましょうと。廃止というか、幼稚園の方にしていきましょうと。保育所は3歳未満までですよという時期をつくって、最終的には、一体化施設に一本化していくと、こういうようなことだというふうに認識しておりますけれども、最終的な時期をいつにするのかということについては、これは明確にはなっていないということでございますが、そういうような考え方の中で、漸次、併存の中から一本化を果たしていくと、こういうようなものが国の方針かというふうに思っております。  本市におきましては、保育所再編等計画にありますように、まずは大宮南保育所、あるいは統合保育所を中心に幼稚園を併設して一体化の運営をしていくということを漸次していくということがまずございます。それと国とのかぶせ方については、国も25年4月に向けてさらに進められるということでございますので、我々としても国の方の帰趨を見ながら、統合保育所以外の保育所の扱いをどうするかということがありますので、これについては、漸次、一体化施設の方向を目指して検討していくという方向は持ちたいなというふうには思っていますけれども、我々としてはそういうような考えでおります。したがって、国の出しておられる流れ、方向とはそごは来さないというか、そういう方向の中でしているのかなというふうには理解しているところでございます。 ○(池田議長) 奥野議員。 ○10番(奥野議員) そのことを踏まえて、この管理態勢を教育委員会に持っていくということですけれども、それで本当にいいのかどうかということですね。他市は置いておいて、本市の中でそれでいいのかどうか。片方は教育行政、片方は福祉行政という中で、それをどのようにして両立させていくのだということだと思うのですね。今も国の流れ、幼稚園に保育を持ってくるというのは今の国の考え方ですよね。それでいくと、確かに幼稚園ということは教育委員会の方ですので、そこにという考え方はわからないわけではないのですけれども、では、本市でどうなのか。人的配置も含めてどうなのかと思ったときに、来年からやると言われていますけれども、それが十分できるのかどうか。模索しながらやっていくということもあろうけれども、本当にそれでいいのかどうか。その辺について、基本的なこの組織内部の調整等々、人的配置も含めて、十分なされたのかどうか。失礼な質問になりますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ○(池田議長) 中山市長。
    ○(中山市長) 次長の方から話がありましたけれども、事務同士で教育委員会と市長部局と詰め合わせていただいております。方向として、教育委員会の中で一元化を果たしていこうということでございます。考え方としては、どっちでするにしても、保育と教育と両方の指導監督をするところが一緒の組織にあるというのが少なくとも大切だといったときに、教育機能をなかなか市長部局の方に引っ張ってこれないというのがあるというのがどうしてもありまして、教育機能は指導主事もある教育委員会の方に、今の保育の子ども未来課の一定の部隊をそちらの方に持っていって、一体的にできる形はしていくということの中でしていくことが大切だなというふうに思っております。  同時に、教育委員会の方の教育構想の中間案にもございますように、一貫的な教育をしていきたいのだと。ついては、9年ではなくて、10年をにらみながら一貫的にやっていくというそういう小学校以降の学校教育との連携ということも出てきますので、そういう意味からしても、教育委員会の方で持っていただく方がより望ましいのかなということで整理をしているところでございます。 ○(池田議長) 奥野議員。 ○10番(奥野議員) 質問を続けさせてもらうわけですけれども、説明資料にも、質の高い幼児教育・保育の実現ということが書いてあります。そしてまた、就学前教育という言葉も使ってある。この中で、学校教育と保育の一体的提供という書き方もあるのですね。学校教育という表現がいいのか、就学前教育という言葉がいいのか。この使い分けをどのようにされているのかということですね。学校教育と保育の一体的提供というこういう使われ方、それから、就学前教育、保育の需要を見込む、この辺もしっかりと使い分けをされているのであれば、説明をお聞かせ願いたいと思いますのと、いただいている説明資料の中で、政策的誘導が検討されているという、この子供の教育というものが政策的に誘導されるという表現が教育に関して当てはまるのかどうか。教育の独立性ということもあるわけですね。その辺について、どういう考え方でこういう文言を使われているのかということがあります。これもお聞かせ願いたいと思います。  先ほどもあったわけですけれども、丹後こども園の運営内容を検証し、調査分析した。丹後こども園は、成功事例としてとらえておられるのかどうか。幼稚園の子供がたった5人、6人しかいないわけですよね。検証したと言われるけれども、そのことが成功事例としてとらえられているのかどうか。そういう中で聞かれたどんな中身を検証されたのか。運営内容が保護者へ伝わっていないというその中身は何なのかということがお聞かせ願いたいし、本日、お配り願った幼稚園利用に関する意識調査結果、これについて、きょう配付していただいたばかりなので、さらっと見た中で、これもやはり情報提供していないですね。保育料が幾らかわからないから判断できないとそういう意見がありますね。やはりそうすると、十分な情報が与えられていない中でのアンケートとするなら、このアンケートも私から見ると、やはり有効というか、どこまで尊重できるのかなということを大変失礼ながら思うわけですね。  そういう中で、やはり保護者の民意の反映ということも必要なのだけれども、やはり理事者として、子育て支援をどうしていくのだ、就学前教育をどうしていくのだ、学校教育をどうしていくのだという中で、市長、では、大宮でこういうことをやる。もう施設としては丹後町にもできている。ほかの町もこうしますよというしっかりとしたビジョンを、もう今回同時に出してもらってもいいのではないかと思うのですね。ほかの町もほうっておけないのですね。今、プレハブ等々を建ててやろうとされていますけれども、それも含めて、子育てというものを、そしてまた、教育というものをどういうふうにしていくかということもお聞かせ願いたいと思います。  具体的に中身に入らせてもらいますけれども、給食費の話が先ほど出ていましたね。給食費ということは、網野における幼稚園では給食センターから持っていかれていますね。ほかのところは小学校で言う自校方式、自飲式、自消式といいますか、料金がそういうことで違うのかどうか。料金は違いますよね。なぜ違うのかいうことですね。その辺の今後の考え方もお聞かせ願いたい。というのは、学校の統廃合でも、私、これまで申し上げてきましたけれども、給食、厨房のドライ化というものが課題であるわけですね。保育所も同じだと思うのですね。これからそういう設備をしていかないといけない。そのことを考えたときにどうなのかということです。法的なものがクリアできるなら、やはりしっかりとしたそういう施策も打ち出していかなければならないというふうに思うわけであります。  それと、料金、大宮の例を見させていただいているのが2万5,000円。先ほど説明がありましたね。そして、幼稚園で預かり保育をした場合も2万5,000円ということで、同じですよということを言われた。さあここで、保護者がきっちりとしっかりと説明を受けて、幼稚園を設けたら、就学前教育をしていただけるのだ、これからやっていくのだ。では、今回、大宮の定員が80名でしたか。80名以上の申し込みが当然あるものだと私は思うのですね。保育所ではなしに、幼稚園で就学前教育をやっていただけるのですよ。料金は変わらないのですよ。料金のことは余り言いたくないですけれども、余り問題にはしたくない。けれども、やはり目先のことを考えたら、それも当然親の判断の中に大きな重要なポイントとされてくる。そうしたときに、定員が足りなくなった場合にどうするのかということですね。これはうれしい結果だと思うのですけれども、教育を持ってくるということについては。  3歳、4歳、5歳は京丹後市では義務教育ではないですけれども、保育はやらないですよと。幼稚園でやります、幼稚園に来させてください。そして、預かり保育で4時半まで預からせていただきます。料金はこうですという大きな方針が、市長、もう私は出されてもいいと思うのですね。こういう形で進めていくということですから。そして、朝の預かり保育が保育園でありますね、1時間早い。これも預かり保育という表現ですが、それから6時、7時までの預かり保育が入っていますよね。これは幼稚園の子供には当てはまらないのですね。いいですね、それで。そうすると、ここでもまた幼稚園に行かす子供たちと違いが出てくるということですね。ここのところが、なぜ、違いを出されたのかという疑問も思うわけです。この辺についても、どういう整理をされてこういう提案といいますか、ことをしようとされているのかについてもお聞かせ願えたらと思います。  何点かお聞きしました。 ○(池田議長) 中山市長。 ○(中山市長) また足りないところは補足を担当部長からさせていただきたいと思います。まず、丹後こども園をどう評価しているのかということでございますけれども、これは、もちろん課題もありますし、同時に、保護者の皆さんの御意見の中にもあるわけですけれども、幼稚園としてのカリキュラムで運営しているのでありがたく思っているとか、よさを一定理解していただいているというふうなお声も聞かせていただいておりますので、一概にどうということではないと思いますけれども、いずれにしましてもこども園の検証をしていくということの中で、もちろん職員の皆さんからも聞かせていただくわけでございますし、保護者の意見をどうお聞かせいただくかということの中で、これは保護者、役員の皆さんにもお声をまず聞かせていただいて、おおむねの問題意識を把握するということ、それから、最終的にはアンケートもさせていただきながら、課題を出してきたということでございます。  幾つか整理しておりますのが、管理面での課題ということで、これについては、ざっくり言うと、現場の職員にとって単独施設に比べて業務が過剰になっているというか、負担が多くなっていると。同じような書類を2種類作成しなければいけないというようなことも出てきているということでございまして、そういうような課題があったり、あるいは運営面での課題として職員の体制をどう確保していくかということであったり、先ほどの御質問にもありましたけれども、幼稚園職員は研修機会が一方で確保されているということで、これをどう共有していくような工夫をしていくかというような課題もございました。  また、保護者のお声としては、まず、申し上げましたような幼稚園のよさを理解していただいている声がある一方で、必ずしも、例えば課外活動が少ないとか、幼稚園についての評価についてのさまざまな声をお聞かせいただくと同時に、やはり多かったのが、預かり保育の部分ですね、時間が短いというようなお声をたくさん聞かせていただいているようなところでございます。したがって、そういったことを踏まえて、今回は、預かり保育を保育所並みにしていこうということでしているということ、さらには、今後の課題でありますけれども、幼稚園の内容について、しっかりと保護者の皆さんに周知をしていくということがとても大切ではないかなというふうに受けとめているところでございます。  検証をおおむね総括するとそういうことでございまして、料金体系については、次長の方からありましたように、基本的には平均のところでいって、不公平のないような基本線を持ちたいということで料金設定に努めたところでございますし、一部預かり保育の延長の部分について御指摘ありましたように、保育所と並んでいないところがあるわけでございますけれども、ここのところの考え方については、また次長の方から補足させていただきたいと思います。 ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) たくさん質問をいただきましたので、また漏れておりましたら御指摘をいただきたいと思います。  まず、学校教育と就学前教育の使い分けをしているのかということですが、一般的な議論の中で、幼稚園につきましても、学校教育法の中で規定されている施設でございますので、幼稚園も含めて全体には学校教育という形での規定をさせていただいているのですが、就学前教育といった場合には小学生以上ではなくて、小学生未満を指したような形の使い分けをさせていただいております。  それから、政策等の形成過程の説明資料の中で、政策的誘導という言葉があるということなのですが、これにつきましては、国の方の考え方をここにちょっと書かせていただいている部分でありまして、国の方では、今回の幼保一体化を進めるに当たって、交付金というのですか、補助金というか、幾らかのそういう施設を設置するときに金銭的な優遇的な措置を与えて、そちらの方に政策的に持っていきたいということを考えている部分があるようでして、そういうことを少し書かせていただいたということでございます。  それから、情報提供につきましては、今回、設置条例等の改正も提案させていただいているのですが、来年の入所申し込みを11月ごろから行っていきますが、それまでの間に、特に大宮地域につきましては説明会をさせていただいて、幼稚園のことの周知を図っていきたいというふうに思っております。  それから、給食費の件ですが、各施設によりまして給食費の額が異なります。原則としましては、給食費の材料代、実費的なものをいただいておりますので、その施設によって、若干、材料の仕入れの値段が変わったり、それから、網野給食センターは大量に仕入れをしますので、どうしても若干安くなることもあって、網野の分が少し安いような形でなっております。  それから、料金の件につきましては、先ほど市長から申し上げましたように保育所の平均的な料金を参考とさせていただいて、今回はこのような形になっております。  それから、預かり保育の時間設定ですが、アンケート結果などによりましても、確かに保護者の方からは、夕方でしたら4時半以降の預かり、また朝の預かり保育の希望も若干ありますが、原則としては、今回、一度になかなかそこまで持っていけない関係もありまして、保育所の基本としている保育時間にあわせまして預かり保育の時間を設定させていただきました。預かり保育の実施により、保育所と幼稚園のすべてをなかなか一緒にすることはできませんので、制度の違いがある中、それぞれの制度をベースとして最大限できることをさせていただいたということで考えさせていただいております。ただ、先ほどから申し上げましたように、国の制度がいろいろと検討されておりまして、25年度以降、まだどうなるかはっきりは決まっていないのですが、その状況も見ながら、また、時間設定なども検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○(池田議長) 奥野議員。 ○10番(奥野議員) きょうは文教厚生常任委員さんは質問できないので、かわってではないですけれども、ほかの町、幼稚園がないところは久美浜、弥栄がそうですけれども、網野、峰山はとりあえずあるのですけれども、いつごろやりますよということをしっかりと示してあげていただきたいですね。やはり待っていただくという形になろうと思うのですね。確かに幼稚園は学区制はないですね。保育園はないですけれども、幼稚園もないですね。ない中で、では、ないなら来られたらどうですかというのは乱暴な議論だと思うのですね。やはり自分の地域に、旧町でいうなら、町に欲しいというのが当然の話だろうと思うわけですね。そういう中で、今年から民間委託の保育所が二つありますね。これをどう整理していくのかということですね。この民間委託の保育所、網野と峰山に1カ所ずつ。今後、どう考えていくのかということをお尋ねしたい。  もう一点、基本的な費用の件です。国の今後の制度に乗っていったときに、市全体として交付金等々の考え方ですね、保育行政をこれまでどおりやっていったときの全体の経費、真水ということですね。真水の部分で今後やっていきたい施策、幼稚園制度を全面的に取り入れてやっていく場合と、その辺の比較、シミュレーションがされておれば、お聞かせ願いたい。もう一度申し上げます。わかりますか。これまでの保育行政を中心にやってきたときの市の真水のかかる費用と、幼稚園教育を中心に今後展開した場合の市の真水に要る費用、このシミュレーションをされておれば数字を示していただきたいと思いますし、なければ、今きょう、お答えができないようでしたら、委員会の付託となっておりますので、その場所ででも報告していただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。  それと、質問もほかの議員さんもおられますので、この程度にとめたいと思いますけれども、あとは、この質の高い幼児教育と保育を保障するということの中で、やはり与える側、担当してもらう保育士、それから幼稚園教諭の今以上のレベルアップについて、今後、対策を考えられているのかどうか。一元化の目的のところに質の高い幼児教育・保育を保障すると書かれているわけですね。そういう中で、親がさらに安心できるそういう体制を、人的教育の部分を担当される人たちに対して、どのような体制でやっていかれようと今お考えなのか。これについてもお聞かせ願いたいと思います。 ○(池田議長) 中山市長。 ○(中山市長) ちょっとまず導入の考え方についてお答えさせていただきたいと思いますけれども、基本的には計画にありますように、まずは統合保育所を中心に一体化・一元化の施設の導入を図っていきたいというふうに考えております。では、残る保育所はどうするのですかというのがあるわけですけれども、これについても、基本的には幼稚園機能を持つような一体化・一元化施設の方向を見据えながら、環境を整えて漸次やっていくという方向は出していきたいというふうに思っていますけれども、具体的にどういうふうにしていくのかという点については、これは、国の方の検討も、今申し上げたような3段階というのは、今のまだ法案が出ていませんので、今の構想が最終的にどうなるのか、具体的な時期まで、ある程度の目途とされるような時期まで出されてされるのか、あるいは本当にそのまま今の報告のままでいくのかどうかとか、そこら辺の状況も見きわめる必要もございますし、国の全体的な考え方を見守りながら、当然やることが必要でございますので、そういう意味でそういった国の状況、検討の状況も見守りながら、具体的なことはどうしていくかということについては、この間、また引き続き検討していきたいというふうに思っています。 ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) まず、費用の件ですが、具体的にまだ国の方の制度が確定した形で費用的なことについても示されておりませんので、現在のところシミュレーションまではやっておりません。現在の保育所とか幼稚園の運営経費について出せる分があると思いますので、そういう形でよければ、また委員会の方へ出させていただくことは可能だというふうに思っています。  それから、質の高い幼児教育、今以上のレベルアップという御質問ですが、これにつきましては、今でもやっていかなければいけないことだろうと思っておりますので、できるだけの努力はさせていただきたいと思いますが、ただ、人的な体制につきましては、財政的なこともありますので、そういうことも含めて、いろいろと検討する中で考えていきたいというふうに思っております。 ○(池田議長) 森口議員。 ○7番(森口議員) 7番、森口です。初めに2点伺っておきたいと思います。一つは、先ほどからの丹後こども園の運営内容の検証の関係ですけれども、私が聞かせていただきたいのは、丹後こども園の運営内容の検証がどうだったかということではなしに、京丹後市として、京丹後市役所として、今まで言ってこられた幼保一体化運営がどうだったのかをお聞かせ願いたいのです。だれにどんな情報をいただいたという経過ではなしに、結論として、京丹後市役所として幼保一体化施設というものについての結論がどうだったのか。まず、これが1点お聞かせ願いたい。  それから、もう一点、幼保一元化資料をいただいているのですけれども、今回の(仮称)大宮こども園、これは、私はあくまで京丹後市で言う幼保一体化の範疇かなという認識を受けるのですけれども、京丹後市役所では、これをもって一元化と、これが一元化施設だということなのか。あくまでこれは併設の施設の幼稚園の方の預かり保育を充実しましたよということに私は見えるのですけれども、これが京丹後市で言う幼保一元化の姿なのかどうか。  以上、2点、まずお願いします。 ○(池田議長) 市民部長。 ○(石嶋市民部長) 丹後こども園の検証の関係でございますけれども、先ほどからお話しさせていただいていますが、特に丹後こども園におきましては、(「一体化施設がどうなのか。」の声あり)はい、一体化施設ということの中で、現実に預かり保育という運営ができていなかったというところが一つ大きな課題として、検証として上げられているのではないかというようなことで検証をさせていただいております。一体化の中で、そういった意味で預かり保育という関係が一つ課題として上げられている。保護者の方からもそういったことで預かり保育ということでアンケートをとらせていただいても、預かり保育をすることで今後の入所についても考えていただけるというような数値は見えたというように考えております。 ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) 検証の件について、教育委員会の方も少しつけ加えさせていただきます。保育所は市民部、幼稚園は教育委員会と管理部局が別々になっている関係もありまして、施設面の全体的な管理は、現在市民部に中心となって行っていただいておりまして、業務内容が保育所と幼稚園に区分しなければいけないという部分もありまして、また、同じような書類を2種類作成している部分もあります。こういうことは現場の職員にとっては少し荷重になっているかなというふうに検証もしております。それから、施設面については、特に課題があるというふうに思っておりません。  また、運営面の課題としましては、幼稚園の人数が少ないために入所者の多寡による運営面の差ができないようにいろいろと工夫はさせていただいているのですが、先ほどからほかの議員の質問にもありましたように、幼稚園の職員には多くの研修の時間が確保されているということもありまして、その研修がこども園全体で生かされるような工夫を今後もしていかなければいけないというふうに思っております。  それから、保護者からもいろいろと先ほどからもあるような意見もいただいておりまして、幼稚園のよさがわかっていただけないようなことの御意見をいただいている部分もありますので、そういうことも情報提供が少ない、できていない部分があるという少し反省もしておりますので、そういうことについても、今後の中で大宮の設置に向けては十分な対応を説明会等でやっていきたいというふうに考えております。  それから、一元化と一体化の関係ですが、これはもう議員がおっしゃるとおりでして、今回のこれによって一元化がすべてできるというふうに思っておりません。以前からお話をさせていただいています京丹後市が取り組んでいる一体化が少し進んで、管理部局が一元化をされたというぐらいの感覚ですので、すべての一元化にはなっていないというふうに思っています。一元化を少しこういうふうに進めさせていただきたいということで、こういう一元化の資料という言葉を使わせていただいておりますが、すべてではないというふうに思っております。 ○(池田議長) 1問目の答弁がちょっとずれていると思うのですけれども、中山市長。 ○(中山市長) 幼保一体化の評価をどうしているのかということについて、補足というか、私の立場で補足というのは変なのですけれども、申し上げたいと思うのですけれども、幼保一体化をしているのは丹後こども園ということなので、これを踏まえての評価になるわけでありますけれども、まず機能の面でどう評価しているか、これについては、保護者の受けとめを受けながら、なるほどそうかなと思いながら我々としても評価しているということなのですが、いいところは、保護者のお声にもありますように幼稚園としてのカリキュラムでしていただいているのでありがたいというお声がありますので、そういう意味で、教育性が付加されている部分というのがどうしてもありますので、そこら辺についてのことは評価をしております。  あと、同時に、課題だなという部分が、預かり保育がない部分ですね、時間が短いという部分について、これも多くの声としてありますので、課題として受けとめているということでございまして、大ざっぱに言うと、機能の面でのこれまでの運営の評価というのはそういうことかなというふうに思っておりますし、あとは、運営の面では職員の体制をどうするかということが課題かなというふうに思っておりますし、また、幼稚園職員と保育所の職員との、特に研修の部分でこの違いをどう共有化していくのかということについて課題として受けとめているということでございますし、あと、管理面では、一元化の体制がやはり望ましいというふうに受けとめておりまして、おおむねそういうような形で評価しているところでございます。 ○(池田議長) 森口議員。 ○7番(森口議員) 今おっしゃったように、市長、例えば預かり保育がないだとか、それから、幼稚園のカリキュラムで午前中をやっていただくことに対して、保育所の保護者の方からのいわゆる評価が高いと。ある程度一体化するに当たってわかっていたレベルの話なのですよね。それよりも逆に、一体化のデメリットの部分が今回改めて浮き彫りになったことの方が評価としてはあるのではないかなというふうに思うのです。  その中で、今回、先ほど次長からもありましたけれども、まだ、この時点では一元化ではないですよね、この大宮こども園の場合には。あくまで併設の施設の中でよりやる内容を近づけたというレベルだというふうに思うのですが、先ほど市長がおっしゃった、今後、やはり一元化を方向としては据えるべきだということが最後御発言にあったかと思うのですが、最終的に京丹後市が目指す一元化というのは、それは、当然、国のいろいろなこともあると思うのですが、逆に京丹後市はこうしたいと。国にもきちっとそのことをやはり出していくべきだと思うのです。  そういう意味で、ちょっと議案から少しずれるかもわからないので、議長の方で整理をしていただきたいと思いますけれども、この最終的に目指している一元化というのはどういうものなのか。それは、例えば丹後こども園だとか、施設としてほかのところでもどういうふうに適用をしていけるのか。当然、場所によってすごい差があるというわけにはいかないと思いますので、その全体の方針の中で、今はまだ国の制度がしっかりと決まっていないので、あくまでここまでしかいきませんということならわかるのです。これは、今の説明だと、丹後こども園でのいろいろな不満をとりあえず手当しましたということではもったいないと思うのですよ。あくまで目指す目標に対する途中の経過として、まずは大宮でここまでやらせてほしいということなら理解できるのですけれども、ちょっと将来像が見えないのが、この大宮こども園を評価するのに非常に問題だと思うのですけれども、そのあたりについて説明があったらお願いしたいのですけれども。 ○(池田議長) 中山市長。 ○(中山市長) これは、まず現在の段階で完全に一元化といったときに、認定こども園があるわけでありますけれども、認定こども園のあり方を考えようとすると、どうしてもやはり25年4月から新しい仕組みをやろうとしているということがありますので、そこが選択肢には今なりにくいというのがございます。としたときに、それを置けば、我々として、どこまで一元化を目指せるかというと、制度的にはここがぎりぎりではないかなと。施設を一緒にして、カリキュラムを一緒にして、管理体制を一つにしてやっていくと。例えば、お願いしている大宮の例で見ると、大宮南保育所の中の大宮南保育所の部分と大宮幼稚園の部分は、預かり時間の最後の延長のところを除けば、同じ3歳の人であれば基本的には全く同じなのですね、というような形の運営をするというのが、制度的には今ぎりぎりのところなので、そういう形をさせていただいているということが、まず一つございます。  では、将来、どういう形を目指すのかという点については、これは、お話の中にありましたように、どういう一元の施設を描こうとしているのかというのを見きわめながらということがあるわけですけれども、それに対して、もちろん我々としてこうしてほしい、ああしてほしいというのは、今後、必要に応じて言っていかないといけないなというふうに思っていますけれども、それにつけても検証を、まだそういう大宮こども園の形での検証はしながらいるわけですけれども、今お願いしている形のものというのは、これからの部分もありますので、そういう意味では、そういう部分もしながら、検証をしていきながら課題を抽出して、国の方に、時間的に間に合うかどうかみたいなところもあるとは思うのですけれども、やっていくという過程かなというふうには思っているわけですが、いずれにしても、将来どういう最終的な形を目指すのかということについては、今、見守りながら、また大宮の検証の成果の中から、では何を伝えていくかという精査はきちんとしていかないといけないなというふうには思っているところでございます。 ○(池田議長) 森口議員。 ○7番(森口議員) これ以上一般質問になったら申しわけないので、最後に確認の意味で、今おっしゃったように、言っていかないといけないことはまた言っていくけれどもという中で、課題、課題というふうにおっしゃるのですけれども、はっきりとした目標なり、将来像がないと、その課題も評価が変わってくると思うのです。例えば、将来像がすべてにおいて一元化された一つの制度の中で運用されるということでの解決できる課題であれば、それは課題として、将来必ず解決できる将来像を獲得すれば解決できる課題ですよね。逆に、将来像に向かっていくと、この課題がどんどん大きくなるということについては、全く違う意味の考え方をしないといけないということなので、その課題、課題とおっしゃるのですけれども、まず、全体像をきちっと出していただきたい。それと、国の制度がどういうふうに違ってくるのか。それは、当然、国全体を見る場合と、京丹後市を見る場合では違うはずですので、ぜひ、そこを、あくまで周りの様子を見ながらということではなしに、今の京丹後市として、これが京丹後市の幼保一元化の施設だというものを今つくれなくても、こういうものを目指していますということを、ぜひはっきりと出していただきたいという中で、言及がなかったのですけれども、保育料についての、今回のことということではなしに、全体としての考え方ですね、これについても、同じように全体像として出していただきたいのが、今回は、あくまで保育所と幼稚園の併設の中で、幼稚園の預かり保育について料金体系を見直して、考え方としては保育所の平均値と大体そろうということが考え方かなというふうに思うのですが、これは、あくまで今回の大宮こども園の一時的な対応ということですよね。それが全体像の中でもそういう方向でいくのか、例えば、近隣他市の保育所の保育料などを比較してみると、京丹後市も考え方を一定出していく必要があると思うのです。子育て支援だとか、子供を預かるということに対しての京丹後市の考え方ですね、今回には、そこまでは踏み込んで入っていないのですけれども、そのあたりについて、この大宮こども園を検討する中で、どのような議論がなされたのか、お願いしたい。以上、2点お願いします。 ○(池田議長) 中山市長。 ○(中山市長) 具体的な検討の状況については必要に応じてまた補足させていただきますけれども、まず、目指す大きな方向ですが、抽象的なまず大きな理念としてはこれはちょっと御指摘もいただいてはおりますけれども、まず保護者の皆さんにとってどう、それから子供にとってと両方の観点が少なくともあろうかと思いますけれども、保護者の皆さんにとってみれば、就労を要する、要しないようないずれの家庭環境もあると思うのですけれども、にかかわらず、お子さんに対して必要な保育、教育が提供できるような環境を多様な形で用意させていただきたいということでありますし、もう一つは、子供さんにとってみれば、この逆のことですけれども、御家庭の状況いかんにかかわらず、だれに対しても必要な保育、教育がこれも多様に提供できるような体制を提供していくというこういうようなことを、もっとさらに言えば、御家庭での保育、教育においても必要な両親教育ですとか、そういった形の環境も用意していくということもあわせてということだと思いますけれども、そういうような全体の体系的な制度をどう構築していくかということなので、これは一ついらえば、こっちも波及してくるような問題ですので、なかなか画一的な絵姿というのは出しにくいわけでありますけれども、そういうような大きな理念の中で、現実の状況を踏まえて必要な要請もしていくということかなというふうには思っているところでございます。  それから、保育料の考え方でありますけれども、これについても、もちろん全国の平均的なところとの比較はどうかとか、あるいは近隣の市や町との状況はどうかとの比較も、基本的には大切なことではあるわけですけれども、同時に、自分たちの財政の中でどうかという町の事情もありますし、そういうこと。さらには、これについては、やはりどうしても受け身になるわけではないのですけれども、25年4月から国がどういう形の統一施設についての料金の考えを出されるのかということと、どうしても総体的な関係で評価をせざるを得ないので、そこを見ないと、最終的にどうすべきかということについては出しにくいというのがありますので、そこら辺を見守りながらさせていただいているということでございます。 ○(池田議長) まだまだ質疑がありますか。  それでは、ここで11時まで休憩いたします。                 午前10時45分 休憩                 午前11時00分 再開 ○(池田議長) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を開きます。  教育次長。 ○(吉岡教育次長) 失礼します。先ほどの奥野議員の御質問の中で、定員の御質問があったのですが、私の方が答弁が抜けておりましたので答弁をさせていただきます。定員は80名というふうに考えさせていただいていまして、基本的には3歳児が20名、4歳児が30名、5歳児が30名を基礎として積算をさせていただいています。  これにつきましては、大宮町内で、先ほどお渡ししておりますアンケート結果を少し参考にさせていただいているわけですが、アンケートの中では入園させたいと思う方が13名、それから、預かり保育等の内容によっては入園させたいと思う方が70名を少し超えるような形で、全体では92名の方になっているのですが、この預かり保育等の内容について、詳細なアンケートとしておりませんので、大体この数字を見込ませていただいた上で、丹後こども園の中でもアンケートの段階では希望されていても、実際は入所されなかった方もおられますので、そこの中で80名という設定をさせていただいております。 ○(池田議長) 市民部長。 ○(石嶋市民部長) 民間委託の保育所の今後の方向ということで御質問がございましたが、抜けておりましたので。現行としましては、まず、この幼保一体・一元化については、統合保育所でやるということを第一に考えております。そして、既設の保育所の関係についても、今後検討していくということでございますので、いわゆる公設民営化の二つの保育所については、現状まだ始まったばかりというようなこともございますし、今後のそういった運営につきましての検討というのは、同様の考え方が必要とは考えております。今、では、どうするという方向については明確には持っていないというのが現状でございます。今後、検討すべき内容とは考えております。 ○(池田議長) 谷口議員。 ○2番(谷口議員) 谷口です。1点だけお聞きしたいのですけれども、少し、私の聞き間違いがあったら、また間違いだというふうに言っていただければいいと思います。大宮こども園の運営内容の段階で、保育内容ということで、午前中、統一カリキュラムで教育と。それから、保育を実施と。新たに預かり保育を実施ということで、こういう保育内容があるわけです。そのときに、今後、24年度におけるすべての保育所という形でこういうふうに実施をされるというふうに私は伺ったのですけれども、もしも間違いであれば、ごめんといって言わざるを得んわけですけれども、将来的にはこの考え方の中には、今の保育所という部分があるわけですけれども、いわゆるこども園ということで一体化の部分で、将来的には全部の、今のある分については進めていくという考え方なのか。1町1施設という考え方でいかれるのか。その辺について、お聞かせ願いたいと思います。ちょっと違っていたというふうに思いますけれども、24年度ですべての保育所で実施というふうに話があったので、お聞きします。 ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) 私の説明の中で、お話をさせていただいた分は、預かり保育をすべての幼稚園で実施させていただきたいというふうに答弁をさせていただいたというふうに思っております。 ○(池田議長) 三崎議員。 ○13番(三崎議員) 13番、三崎です。丹後こども園については、今までから議会の中でその検証結果をしっかりと今後のこういった施策の中に生かせるようにということでお聞きしました。今回、この資料としていただいたのですけれども、形態の中で、現在の丹後こども園の運営については、課題はあるもののということでいろいろとあって、幼稚園児が少ない理由というものの中で預かり保育のことは言及されておりますけれども、実は、この意識調査結果においても、峰山、網野以外は幼稚園がないということで、大宮地域も今までなかったということで、活動内容を御存じですかという問いに、少しは知っている、あるいは知らないという方が70%近いわけですね。ですから、こういったこと、もちろん預かり保育も非常に大きな要素だとは思うのですけれども、ここのところをしっかりやらないと、先ほど90名近くの方が入所させたいというような意識調査があったようですけれども、丹後こども園のときも30人ぐらいは希望者があるのだと言いながら、現実としては3人でしたか、4人でしたか、そのあたりの数字だったということで、やはりこれは大宮に限らず、ほかの弥栄、久美浜、丹後町その3町ですか、そういったあたりも、大宮だけではなしに、もちろん峰山、網野も今まで幼稚園があったわけですから、そういったことを今まで検証されてきたのか。どういうふうに教育委員会が、また教育となると、当然小学校との連携というものも再配置でもあるので、そういったことをどういうふうに教育委員会として今まで考えてきておられたのかというのが1点。  もう一つは、今度、大宮では既存の保育所がすべてなくなって統合保育所が二つということになるのですけれども、若干、ちょっといびつなエリアになってくると思うのですけれども、通所の部分、そのあたりで二つの保育所をどういうふうに整理ということは考えられないのかということと、幼稚園は全域が対象ですので、これの登園、降園希望時間というのは聞いてアンケートにあるのですけれども、そういった部分はどういうふうに整理をされようとしているのか、その2点、お聞きします。 ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) 丹後こども園のアンケートの検証の中でも、確かに知らないというお答えをいただいている保護者の方がたくさんおられまして、これについては、教育委員会としてはふだんから説明もさせていただいているのですが、なかなか十分なことができていないという認識を改めてしておりますので、大宮の方で幼稚園の設置に際しましては、先ほど申し上げましたように、入所申し込みまでに説明会をきちっとやらせていただいて対応させていただきたいと思っています。できるだけのことはしていきたいというふうに考えております。  それと、御質問の中にありました小学校とのつながりですが、これにつきましては、幼稚園もですが、保育所も含めて、学校とのつながりについては現在もやっているのですが、不十分な点については今後もいろいろと検討しながらやっていかなければいけないというふうに思っていますので、大宮南だけではなくて、全体的な中で学校とのつながりということはやっていくことにしたいというふうに思っております。  それから、議員御指摘のように、幼稚園の方には学区がありませんので、市全体の中での対応という形になります。幼稚園の方の基本的な分での通園支援というのは、大宮南の場合は検討がまだできておりませんので、改めて少し検討させていただきたいと思っていますが、基本としては、幼稚園は通園支援をしないという形になっていますので、その方向での検討という形になるというふうに思っています。 ○(池田議長) 三崎議員。 ○13番(三崎議員) スタートするまでにあと7カ月ということで、やはり親御さんにとっては、今度は幼稚園という選択肢が入ってくる。そのあたりやはり教育という部分が、ここにも就学前教育という言葉はたしか出てきていないのですけれども、当然、そういった幼稚園は幼稚園の、保育所は保育所のそれなりの役割というものがあるのですけれども、そのあたりをできるだけ丁寧に早くしてもらわないと、丹後こども園のああいったことが十分生かし切れないのではないかというふうに思います。それは、また審査の中でお願いしたいというふうに思いますけれども、いずれにしてもそういった、まだ今まで幼稚園がなかった地域については、どこの町も同じようなことがあると思いますし、大宮のこのこども園が実証実験的にやられるということでは、これは困りますので、ぜひそのことも改めてよろしくお願いしたいというふうに思いますし、丁寧な説明をまた委員会でもお願いしたいというふうに思います。 ○(池田議長) 大同議員。 ○14番(大同議員) 14番、大同です。まず、1点お伺いしたいのは、預かり保育が当面の間16時半ということで説明がありました。そういったことを決める中で、現状、保育所を利用されている方の中で、8時半から16時半、この時間外を利用される割合がどの程度あるのか。そういったデータをもとにされた中で、その16時半が適当ということにされたのかというのをまず1点お伺いしたいと思います。どうしても共働きの場合、特に地域に偏りがありますが、核家族化という中で、2世代が住まれている場合は共働きであってもおじいさん、おばあさんが迎えにいかれるという部分もあるわけですけれども、核家族の場合、非常に問題がいろいろとあるのかなと思っています。そういった中で、そういう方に対しての対応という部分はどこまで考えられたのかということで、特に大宮の場合は核家族世帯も多いというふうに私は認識しておりますので、そこら辺はどういうデータで分析されたかということを、まず1点お伺いしたいと思います。  それから、いろいろ説明を聞いている中で、ちょっと矛盾といいますか、いろいろと問題を感じましたのは、平成18年、保育所再編計画は今回が2回目なのですね。当初の計画におきましても、幼保一体化・一元化というものは上がっておりまして、検討していくという中であったと思っております。今、幼保一体化・一元化というものが急に出てきたわけではない。合併後、その計画ができた中で、当初から、これは検討しなければならないという中であったし、議会もそれを受けて2期目の最初に子育てしやすいまちづくり委員会というのをつくりまして、いろいろと議論をしたと思っております。  今聞いている中では、国の制度ということがたくさん市長の方から出てきまして、国の方向、非常にこれもおっしゃることもよくわかる部分もあるのですけれども、1点わからないのは、国が地域主権の時代ということの中で、義務づけされた方向性を出してこられるのですかね。子育てのあり方を国が義務づけして、自治体はこうしなさいという格好で出てくるとは思わない。多分、こういういろいろな選択肢がある中で、何をその自治体が選ぶかということで、今とほとんど同じ、合併前にも私、滋賀県の一体化施設やいろいろなものを見てきました。子供たちが幼稚園、保育所の境目なしに一緒にやっておられるのを見てきております。それは合併前からそういうのが実際にありましたし、そういった中で、町が方向をつくらない限り、多分、それは国は方向性という部分を、そういう意味で自治体に判断しなさいという部分で出すとは思えないのですけれども、そこら辺、私の認識が間違っているのか、それとも、これから国が義務づけしていく時代に戻っていくのかよくわからないのですけれども、そこら辺、どういう認識を持っておられて、国ということを言っておられるのか。それよりも京丹後市として方向性を出さないと、では、国が後戻りして、そういうことはもう当面考えないという格好にもしも、まあ言ったら後退した場合は、どういうふうに考えておられるのかということもちょっと心配になりましたのでお聞かせ願いたいと思います。  まず、2点お願いします。 ○(池田議長) 中山市長。 ○(中山市長) まず、後者の方を私から答えさせていただきたいと思いますけれども、国が義務づけた形で制度を出すのかどうかということについては、何というのでしょうか、必ずしも今、自分もわからないわけですけれども、少なくとも既存の現実の例えば保育所と幼稚園というのはそれぞれありますと。これとの関係は、かなり選択的に新しい当市の施設を出したとしても、一定の、最終的には3段階の経過的な期間があって、その経過的な期間の中で、併存するような形を出しながら、最終的には持っていきたいというようなことでありますので、そういう意味からすると、義務づけというよりも選択的な形で提示がされるのではないかなというふうに思っております。  他方で、では、その併存するにしても、中身自体、地方のこういう時代の中で、意見をどう反映するのかということがあろうかと思いますけれども、報告書策定の過程では、これはたしかだと思いますけれども、各地方団体から人を出してワーキンググループをつくりながらしているということがあったかと思いますので、ちょっと間違っていたらまた訂正していただければと思いますけれども、そういう意味で一定のことは意見交換しながらやっているということがありますし、同時に、また国会に出すまでに、これは案をつくって地方はどう考えるのかということについて、当然、物申すような機会もいろいろ出てこようかと思いますので、そういった機会の中で必要があればいろいろ言っていきたいなというふうに思っております。 ○(池田議長) 市民部長。 ○(石嶋市民部長) 国の関係の補足でございますけれども、現行で検討されている内容というのを少し見させていただく中ですけれども、市町村は地域における学校教育、保育の需要を初め、子育てに係る需要の見込みを調査し、その結果に基づいて、仮称ですけれども市町村新システム事業計画、そういったものを策定するというようなことで、今検討の中身としてはそういうような内容が示されているという状況でございます。 ○(池田議長) 預かり保育の時間の考え方について。教育次長。 ○(吉岡教育次長) 保育所の利用時間の関係ですけれども、現在の大宮南保育所の3歳児、4歳児、3歳児の6月1日現在の利用者数が130名ほどおられますが、そのうちに朝8時半から夕方の4時半までの利用者が65名、約半数の利用者になっています。 ○(池田議長) 大同議員。 ○14番(大同議員) 基本的に各町でまず1カ所ずつ幼稚園をつくるということが、前期の保育所再編といいますか、その中ではあったと思います。その中で、まず、大宮南につくるから大宮南の分は半分ということで言われたと思うのですけれども、全体で見ましたら、大宮北に統合されます善王寺、口大野、河辺も入れますと、恐らく半数よりちょっと上回るのかなというのが、私も実感として思っておりましたので、そういった中で、現実問題としましては、16時半という設定をした場合にどうなのかなと。そこが、本当に考えられましたかという部分ですね。  それは、8時半から16時半でほとんどの方々はそれで十分ニーズが達せると。その中で選択肢を提供するのと、多分半数以下だけど、その半数以下をもとに提供されるというのでは大分状況が違うと思うのですが、特に、今回、幼稚園の定数を80名ということで考えておられます。それと3歳、4歳、5歳という中で、このやり方をされて、今後、峰山も統合されますし、そういった中で、新たな提供という形に、一つのモデルケースとしてしっかり位置づけられてくるでしょうし、国の方向がどうなるにしても、この町として一たんそういう方向をされる場合、少なくとも後退できないぎりぎりという部分の歯どめにはなると思うのですけれども、そのように位置づけられる中で、要は、子供たちに何がしてほしいから幼稚園を提供しているのかなというのがちょっとわかりづらいのかなと。  私たちは学校再編の委員会のときに、各学校を回らせてもらいまして、やはり学校長から聞いた話では、子供たちに落ちつきがないと。落ちつき、集団行動という面では幼稚園がやはりいいでしょうし、その幼稚園が大規模化するということは、ある程度のニーズがあるということは落ちつきやすいのかなとか、そういうことも頭の中では考えているのですけれども、幼稚園の必要性ということをしっかり訴えないと、多分そんなに人数も入らないでしょうし、かといって、実際そこまでつくるのなら、本来、その効果をしっかり出すためにやるべきだと思うのですが、そこら辺の考え方はどういう検討をされたのかというのと、今後、検討し直される考えはあるのかということでお尋ねしたいと思います。
    ○(池田議長) 教育長。 ○(米田教育長) 幼稚園の方の教育をする時間、これは幼稚園の教育要領の中にも4時間を基準として定めるというふうに政令がございます。そうした視点で、その倍ぐらいの時間が適当でないか。それからアンケートもその辺が多かったということで、そこで設定をしたということがあります。  それから、教育の流れの方ですけれども、一つは、次世代育成支援対策行動計画後期計画の中に、幼児教育、保育所も幼稚園も含めて明解にしてあります。そこで、京丹後市の教育の指導の重点でもそのことは押しながら、幼稚園対象には文言をつくってやってきました。それから、今、考えております教育改革構想の中の小中一貫を10年間見通した中にも保育所と幼稚園をどのように接続させていくかということで検討会議も開催したところです。  ですから、一つの目標にもってやっていきたいというようなことはありますけれども、一つ、課題となっておりますのは、保育所と、それから幼稚園の先生方の時間の関係ですね。幼稚園の教員には、学校教育法が当てはまって教育公務員特例法というのがあって、研修も義務づけられておりますし、それから行政の方も研修を与えるということも明言されています。それから、初任者研修というのもございまして、十分保障されているという中で、保育士さんとの研修をどのようにマッチさせていくかということを、現在では考えていかなければなりません。それから、総合施設となった場合に、身分がどうなるのかということがまだ明記はされていませんでしたので、その辺がどうなるのかということを見ながら、25年以降の研修体制とか、あり方も考えていかなければならないというふうに考えています。 ○(池田議長) 大同議員。 ○14番(大同議員) 済みません。先ほど言いましたように、合併前に旧町でも一体化施設の勉強もさせてもらいました。合併後にも、子育て特別委員会でも研修に行かせてもらいましたけれども、基本的に今言われましたことにつきましては、先進例というのがありまして、一体化する中で、保育士と幼稚園教員がどのように研修をするかとか、いろいろな事例は既にたくさんあるわけでして、基本的に言わせてもらいますと、この提案する前にもう少し勉強していただけたらありがたかったかなと。京丹後市が全国で初めて取り組まれるというのだったらわからないという部分がたくさんあっても、それはもちろんだと思いますが、実際に既に全国で取り組まれている事例がある中では、もう少し勉強されて、少なくともよそではこういうふうにこの問題をクリアされましたとかいう答弁が返ってくるのが本来ではないのかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。(「大同議員、ちょっと質疑と外れていますので。」の声あり)ちょっと申しわけありません。  ただ、今、私がお聞きしましたのは、今、京丹後市ではもともと大宮町の場合幼稚園がなかったわけですね。なぜ幼稚園がなかったかといいますと、やはり労働の環境、当時は機を織られている中で、時間的な部分もあったと思います。そういった地域の特性を考えたときに、本当に8時半から16時半までの預かり保育ということで要件が達するというふうに考えられるのか、今後検討される思いがあるのかという部分についての返答はなかったと思うのですが、あくまで京丹後市の地域の特性を考えた中でどういうふうに思われるか。今まで幼稚園がなかったわけですね。その中で幼稚園を新たにつくるという中でどうあるのかということで、十分な回答もなかったと思いますので、もう一度その分をお願いしたいと思います。 ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) 先ほど時間の御質問を受けましたので、それと繰り返しのような形になるかもわからないのですが、確かに議員がおっしゃいますように、朝の預かり保育の希望とか、夕方の預かり保育も4時半まででなくて、もう少し長い時間までの希望というのもございます。その中で、教育委員会としましては、現在の制度の中で、長くしたら制度から外れるということではないのですが、先ほど教育長が言いましたように、幼稚園の教育要領の中では保育時間は1日4時間というような標準も考えていますので、無制限に預かる時間を長くするというのもどうかなという思いも持っている部分もあります。ただ、できるだけ保護者の方のニーズにあわせて、子供たちのことを考えながら、保育時間を設定していくことを考えた場合に、現在の保育所がやっている基本的な保育時間が一番適当であろうということの中で保育時間を設定させていただいております。  なかなか幼稚園と保育所をすべて一緒の時間にして預かり保育ということは。現在の制度のことも考えながらやらせていただいておりますので、今回はこういう形をさせていただきました。また、今後については、25年度になりますと、また国の制度のことも出てきますので、ちょっと今申し上げることはできないのですが、制度の見直し、京丹後市の中での預かり保育の時間の見直しもまた必要があればやっていきたいというふうに考えております。 ○(池田議長) 森議員。 ○19番(森議員) 19番、森です。時間の関係もありますし、できるだけ簡単にしたいとは思いますけれども、まず、聞いておきたいのは、そもそも論の問題です。今、大同議員も指摘もしておりましたように、非常に答弁を聞いて生煮えの感がするというふうに思います。それは、国自身がまだ明確に定まっていないというそういう理由もあるので、一面やむを得ない面もあるわけですけれども、一つは、この新システムのねらい、目的がどこにあるのかということをどうとらえているのか。言われておりますのは、これは私自身の考え方もそうですけれども、この新システムは、公的保育制度を抜本的に改めるというのが政府の方針ですけれども、私は、公的保育を解体をしていくという、本当の大きなねらいはそこにあるというふうに考えているわけです。  これは、衆議院選挙のときにも民主党の公約とのかかわりでありましたけれども、これが出てくる最大の要因の一つの中に、都市における待機児童が非常に多いと。2歳未満がとりわけ、8割がそうであると思いますけれども、これの解消をしていくというのが大きな理由の中にあった。したがって、都市部分とこの京丹後市における保育制度等については、ほとんどの人たちが入所できるという点から見れば、非常に満たされているというふうに評価はしているわけですけれども、その辺のところのねらいを京丹後市としてはどう見ているのか。そのことによって、京丹後市の保育所、幼稚園の未来像が定まってくるというふうに思うわけですけれども、その辺の基本的な見方、新しいシステムをどう見ているのか。これが第一です。  それから、もう一点大きな問題になってくるのではないかなというふうに思いますけれども、このアンケートの中に、大宮南保育所に幼稚園を設置した場合、入園させたいと思われるか、内容によってというのが6割を占めて、圧倒的に多いということですね。これは、一つは、先ほど来出ていますように、延長が幼稚園の場合はどうなるのかという問題と、もう一つは保育料の問題があると思います。保育料がどうなるのか。保育料については減免制度があるのですね。A、B、C、D、層によってゼロから7万5,400円。幼稚園に行けば、今の制度の中には減免制度はないと思うのですけれども、したがって、7万5,400円の保育料の人が幼稚園に行けばかなり低くなるのですね。場合によったら3分の1ぐらいに。それから、逆に、生活保護基準や次の最低ラインの1万円の人は倍以上に上がってくる。これも選択肢の中の一つに入っているのではないかと。その辺で、幼稚園になった場合における減免制度等について考えているのかどうか。検討課題としてあるのかどうか。その点、いかがでしょうか。 ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) まず、国のワーキングチームが考えている基本的な幼保一体化の考え方ですが、少し書いてあるものを読ませてもらいますと、すべての子供が健やかな育ちと結婚・出産・子育ての希望がかなう社会を実現するため、以下の3点を目的とする幼保一体化を推進するということで、1点目が質の高い学校教育・保育の一体的提供、二つ目が保育の量的拡大、三つ目が家庭における療育支援の充実ということを掲げております。京丹後市でも、今度取り組みます幼保一元化の関係につきましては、先ほどから申し上げましたように、学校教育と保育の一体的な運営をしていきたいということも考えておりますので、国と同じような方向を向いての制度を考えているというふうに思っています。  それと、保育料の減免の関係ですが、幼稚園の方も現在も保育料の減免がありまして、基本的には生活保護世帯は全額減免です。それから、市民税の所得割非課税世帯は100分の60の減免。災害その他特別理由による世帯は100分の30の減免を行っています。災害の方については、その年によってあるかないかわかりませんが、所得割の非課税世帯については、現在でも減免を行っております。今回、取り入れをさせていただきます預かり保育料についても、まだこれは正式には決定ではないのですが、同様な扱いを検討したいというふうに考えております。 ○(池田議長) 松本聖司議員。 ○23番(松本聖司議員) 23番、松本です。2点お願いします。一つ目は、職員の研修の関係であります。一体化施設ということで研修が進むということを期待している中で、次長の検証の中では職員の研修はまだまだ課題があるのだということでありましたが、具体的に、それをさらに工夫をしてということでありますので、普通の保育所と比べて、あるいは丹後こども園や、あるいは来年4月から始まる大宮について、どの程度このことが解消されることになり得るのか。次長の説明では、併任をする方については一定研修ができる制度になるのだということでありましたが、まだそれでは非常にわかりにくいので、もう少し突っ込んだ中身でお願いしたい。  それともう一つは、家庭教育とのかかわりです。同じカリキュラムでやるということで、特に幼稚園では家庭の幼稚園でのかかわりというのは非常に大きなものがあるというふうに思っておりますが、検証の中では、一定課外授業ですか、そういうことがもう少し不足しているというような話もあったというふうに説明をいただいた中で、そういうことが本当に就学前教育という視点の中で問題ないのかどうか。また、新しい大宮に移行する中で、その辺の改善がどのようになされるのか、伺っておきたいと思います。 ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) 職員研修の件ですが、議員からありましたように併任になる3歳以上の担任職員につきましては、できる限り保育所を中心としてかかわる職員につきましても、幼稚園の方の研修に出向いていただくような形で対応させていただきたいと思っております。研修の数から申し上げますと、保育所に比べて幼稚園の方が随分多いような状況になっておりますので、できるだけの対応をさせていただきたいというふうに思っております。  それから、家庭とカリキュラムの関係ですが、確かに現在の幼稚園につきましては、課外授業がある場合に、幼保一体化施設では保護者が就労のために課外授業などにかかわれない方も現実にはあるというふうに思いますので、そこら辺は現場の方で工夫をしながら、できるだけそういう授業の取り組みではなくて、全員が参加できるような形での取り組みを少し工夫していただいてやっていただいているような形になっています。その分についても、現場ではいろいろと苦労している分があるのですが、できるだけ一緒の形での取り組みができるような方法を考えながら進めさせていただきたいというふうに思っております。 ○(池田議長) 松本聖司議員。 ○23番(松本聖司議員) そうでしたら、前段の部分の職員研修については、委員会審査の中でもう少し具体的な改善が示していただけるというそういう理解でよろしいでしょうか。 ○(池田議長) 教育次長。 ○(吉岡教育次長) 受けていただいている研修の細かいことまではなかなか示せないと思うのですけれども、回数とか年間どれぐらいの研修に参加しているということは、丹後こども園の例から示させていただくことはできると思います。 ○(池田議長) この程度にとどめたいと思いますが、特にという方があれば。よろしいですか。これで議案第81号及び議案第82号について質疑を終結いたします。  お諮りいたします。議案第81号については、会議規則第37条第1項の規定により文教厚生常任委員会に付託し、閉会中の付託審査とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○(池田議長) 御異議なしと認めます。  したがって、議案第81号は文教厚生常任委員会に付託し、閉会中の付託審査とすることに決定いたしました。  お諮りいたします。議案第82号については、会議規則第37条第1項の規定により文教厚生常任委員会に付託し、閉会中の付託審査とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○(池田議長) 御異議なしと認めます。  したがって、議案第82号は文教厚生常任委員会に付託し、閉会中の付託審査とすることに決定いたしました。   ○(池田議長) 日程第5 議案第83号 京丹後市放課後児童健全育成事業実施条例の一部改正についてを議題といたします。提案者から提案理由の説明を求めます。中山市長。 ○(中山市長) 議案第83号につきまして、御説明申し上げます。  先ほどの議案に関連しますが、平成24年4月1日開所予定の大宮北保育所の設置に伴いまして、現在、大宮福祉会館で開設しております大宮放課後児童クラブ大宮北保育所施設内に移設して、児童の健全育成を図ろうとするものでございます。  加えてもう一つでございますけれども、本年7月から9月までの夏季の電力需給対策に伴いまして、6月議会で御議決いただきましたが、土曜日、日曜日の放課後児童クラブの利用につきまして、その利用料でございますけれども、今般、国の通知も踏まえながら、同時に保護者負担の公平にもかんがみて、利用料の免除ができることについて定めようとするものでございます。  詳細につきましては、市民部長から御説明申し上げますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○(池田議長) 市民部長。 ○(石嶋市民部長) 議案第83号、京丹後市放課後児童健全育成事業実施条例の一部改正について、補足説明をさせていただきます。  大宮放課後児童クラブにつきましては、平成13年4月から保護者の就労等により放課後の家庭保育に欠ける児童に対し、適切な遊びや生活の場を与えることにより健全な育成を図るため、大宮福祉会館にて開設をしておりましたが、今回、大宮北保育所の設置に伴いまして、大宮放課後児童クラブを同保育所施設内に移設して児童の健全育成を図ろうとするものです。  議案の方で添付させていただいておりますように、大宮放課後児童クラブを、現在、口大野140番地京丹後市大宮福祉会館内というところにつきまして、大宮町河辺4713番地の8、京丹後市立大宮北保育所内ということで改めをさせていただきます。  大宮放課後児童クラブにつきましては、老朽化施設で運営をしておりました。大宮北保育所の新設に伴いまして、児童クラブを大宮北保育所へ移設することにより、施設環境の充実を図ることができるというように考えております。また、移設先であります大宮北保育所施設内につきましては、放課後児童クラブのほかに、子育て支援センターも併設されるということで考えておりまして、新施設は隣接しており、施設の利用に際して、子育て支援センターとの双方で有効活用を図ってまいりたいというように考えております。  次に、本年6月議会におきまして議会の御承認をいただきました夏季の電力受給対策に伴います土曜日、あるいは日曜日に放課後児童クラブを利用した場合の利用料の徴集につきましてでございますが、その後、市長の方も申しておりますように、国の方からの方策ということで、新たに徴集することのないようにする旨の通知もありましたので、利用料の減免規定を設けておく必要があるというようなことで、今回、この規定につきまして、一部改正をさせていただくものでございます。本年の7月分の利用料から適用させていただくというようなことで考えております。  以上で、補足説明を終わります。よろしく御審議お願いいたします。 ○(池田議長) 提案者の説明が終わりましたので、質疑を行います。 ○7番(森口議員) 7番、森口です。附則の方の免除規定の関係の説明をもう少し詳しくお願いしたいのですけれども、一つは、通知がどのような内容であったのかということと、できる規定なのですけれども、これが、例えば該当する人すべてに適用するということなのか、あえて7条の利用料の減免規定を使わずに、附則で対応されるのですよね。その中身について、どういうふうな具体的な運用をされるのか。  以上、お願いします。 ○(池田議長) 市民部長。 ○(石嶋市民部長) 国の方の通知ということでございますが、平成23年7月22日付で京都府の方に届いておりまして、23日付でこの通知が来ております。いわゆる子育て支援対策の臨時特別交付金、あんしん子ども基金の運用というような内容で通知が入っておりまして、そこの中に放課後児童クラブの利用料についての規定がございます。いわゆる特別事案というようなことで、ちょっと読ませていただきますと、利用料についてということで、本事業の実施に必要な経費の一部を保護者負担とすることができる。ただし、放課後児童クラブ等の類似事業もしくは家庭的保育事業において、保護者負担が徴集されている場合は、新たに保護者負担を徴集しないことというようなことで書かれている内容でございます。  それと、対象者というようなことになるわけですけれども、今現状で調べている限りで、7月で土日の電力の対象者としては8人ございます。実際に利用された方というのが、延べで11人ということになるわけですけれども、基本的にはこの8人を対象として減免の措置について対応を考えていくということになります。 ○(池田議長) 森口議員。 ○7番(森口議員) そうすると、今おっしゃった8名というのが、今までは土曜日利用されていなかったけれども、この夏季の電力需要対策に伴って利用されるようになった方だけがこれに該当すると。だから、同じように土曜日利用されていても、今までから土曜日に利用されていた方は土曜日の利用料の上乗せの部分はいただきますけれども、その方たちだけはいただかないという改正になるということでいいのかというのが1点。  それから、もう一つは、形態ですね、例えば夫婦でこの仕事に該当されている方なのか、保護者のうち、だれか一人でも、家族の中でだれか一人これに該当したらいいのか、このあたりについても一定の整理があるのか。それとも、もうとにかくこれに該当する家庭はすべてで、これに該当しない方は今までどおりということなのか。そのあたりについて、もう少し詳しい説明をお願いします。 ○(池田議長) 市民部長。 ○(石嶋市民部長) まず、今の現行でございます条例に伴います土曜日の関係につきましては、御質問の内容そのままでございます。基本的には電力需給に関しましての利用をしていただいた方のみの減免ということで、附則という形の中で整理をさせていただいて、今回、条例を改正させていただくものです。  それから、もう一つは、対象者ですね、事前に、電力需給に関しましての調査をさせていただいて申し込みをいただいているということになりますので、どちらかが該当された場合について、電力需給の対応についてはその方についての申し込みを受けているのが現状でございます。 ○(池田議長) 森口議員。 ○7番(森口議員) そしたら、最後に確認ですけれども、この利用料の部分について、国の方からの減免の指示ですね、要は徴集するなということなのですけれども、それに対する国なり、京都府からの財政的な支援はあるのかどうか。最後、確認をお願いします。 ○(池田議長) 市民部長。 ○(石嶋市民部長) 先ほどちょっと御紹介をさせていただきましたが、これは京都府の方からの通知になるわけですけれども、子育て支援対策臨時特例交付金、いわゆるあんしん子ども基金の運営というようなことで、一緒にこの通知もついておりまして、財源措置といいますか、そういった関係はございます。補助率の関係でございますけれども、国が2分の1、県が4分の1の市町村4分の1という補助率で係るということで認識しております。 ○(池田議長) これで質疑を終結いたします。  お諮りいたします。議案第83号については、会議規則第37条第1項の規定により文教厚生常任委員会に付託し、閉会中の付託審査とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○(池田議長) 御異議なしと認めます。  したがって、議案第83号は文教厚生常任委員会に付託し、閉会中の付託審査とすることに決定いたしました。   ○(池田議長) 日程第6 議案第84号 平成22年度京丹後市公共下水道事業網野浄化センター施設の建設工事委託契約の変更についてを議題といたします。提案者から提案理由の説明を求めます。中山市長。 ○(中山市長) 議案第84号でございます。  本件につきましては、平成22年12月定例会におきまして御議決をいただいたところでございますけれども、網野浄化センターの汚泥処理棟の機械・電気設備の件でございます。  入札に伴う請負減が生じましたので、委託金額を変更するものでございまして、変更前の3億3,100万円から5,700万円を減額して、2億7,400万円とするものでございます。  よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○(池田議長) 提案者の説明が終わりましたので、質疑を行います。これで質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第84号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○(池田議長) 御異議なしと認めます。  したがって、本議案は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより議案第84号について討論を行います。これで討論を終了いたします。  それでは、議案第84号について採決いたします。議案第84号 平成22年度京丹後市公共下水道事業網野浄化センター施設の建設工事委託契約の変更について、原案のとおり決することに賛成の議員は起立願います。       (起 立 全 員) ○(池田議長) 起立全員です。  したがって、議案第84号は原案のとおり可決されました。   ○(池田議長) 日程第7 議案第85号 財産の取得について(CD-1型多機能消防ポンプ自動車)を議題といたします。提案者から提案理由の説明を求めます。中山市長。 ○(中山市長) 御説明申し上げます。  本件、当初予算で計上しておりました消防ポンプ自動車3台の入札取得に関するものでございます。先般、15業者による指名競争入札の結果、株式会社A.H.S.S.が5,940万9,000円で落札いたしました。  本件、消防ポンプ自動車につきましては、配備先でございますけれども、峰山第5分団第1部、大宮第1分団第2部、網野第1分団第1部にそれぞれに配備の予定でございます。  詳細につきましては、若干、企画総務部長から補足説明させていただきます。どうぞよろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○(池田議長) 企画総務部長。 ○(新井企画総務部長) 本件の主な仕様内容でございますけれども、別紙参考資料につけておりますが、消火活動を中心としまして、従来の機能や資機材に加えまして、電動式油圧カッター、エンジンカッター、チェーンソー、携帯用コンクリート破壊用具、搬送用担架等の救助資機材を搭載しまして、さらに、高度管理医療機器に該当するため、別途販売許可業者からの購入を予定しておりますAED等の救急救命対応資機材を搭載することで、近年、多種多様化します災害時の初期対応に対しまして幅広い活動を可能にするものとなっております。  なお、この車両の更新に当たりましては、国土交通省の社会資本整備総合交付金を活用しているところでありまして、この交付金は、地域の活力の基盤の創造に資するよう道路を中心に関連する他のインフラ整備や、ソフト事業も対象としておりまして、平成21年度から新たに創設された制度であります。市では、大規模地震や水害、豪雪などの災害に強い地域の形成を目指しまして、市民生活のより一層の安心・安全を確保することに有効な事業として、今年度も申請を行いまして、5月28日付で交付決定を受けたところでございます。  よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○(池田議長) 提案者の説明が終わりましたので、質疑を行います。行待議員。 ○12番(行待議員) 12番、行待でございます。それでは、3点ほど、この入札に関して御質問をさせていただきます。まず、入札顛末書につきまして質問させていただきたいと思います。ここでは、指名業者15社、ここに指名されているのですけれども、入札に参加された業者がわずかなのですね。70%の業者が辞退されていると。非常に地域経済厳しい中で、7割の業者が辞退される状況であるというのは異常ではないだろうかというふうに考えるところでございます。したがいまして、この70%の辞退について、御質問を3点させていただくわけでございますけれども、この辞退されている7割の業者につきまして、入札に対応できる能力がないのか、あるのか、なかったのか。それとも、その他の特殊な理由があったのか。そのあたりをどういうふうに課題的にとらまえておられるのか。それが1点でございます。  2点目につきましては、いや、いや、そうではないのだと。もともと指名の方法に問題があるのだろうと、そういうふうに考えておられるのか。それも考えられるのですね。指名の方法に何か問題ないのだろうか。これ、たしか以前の消防ポンプ自動車の入札もこうだったと思うのです。かなりの方が辞退されているというふうに、私の記憶ですから正しいとは言いませんけれども、たしかそんなような記憶がございます。指名方法にまず問題がないのかどうか。  それから、3点目は、そういった、例えば過去にもこういう辞退という業者が非常に多い場合があったと思うのですけれども、そういったいつも辞退をされる業者へのペナルティーを考えておられるのかどうか。このあたりの3点を、ひとつお答えいただきたいというふうに思います。
    ○(池田議長) 財務部長。 ○(糸井財務部長) 15社の指名をいたしまして、10社が辞退、1社が不参加ということで、最終4社によります入札執行となったということでございます。  まず、辞退理由でございます。辞退届を出していただいておりますので、その中に記載されていることでそのとおり説明させていただきますが、一部物品調達不可能という業者、それから、配車先、これは地域が三つ決まっていますので、配車先が遠方。例えばメンテナンスをするのにも遠方で、その後が余り希望しないというようなこと。それから、先ほどもありましたけれども、納入に自信がない。艤装が多過ぎて、一部自信がないというような辞退理由が出ているというところでございます。  それから、指名の方法がどうかということでございますけれども、まず、京丹後市におけます公益的基盤の確保と地域経済再生のための公共発注の基本方針というものが大前提というふうに考えております。その中で、市内業者で調達が可能なものにつきましては、市内業者に発注をするということを基本としております。したがいまして、指名願いを出されている業者につきましては、消防防災交通安全登録で救急消防車両を希望している方が指名願いを出されているという事実があるということです。その中において、指名の方法に問題があったということは、特に思っておりません。  それから、ペナルティーでございます。辞退につきましては、先ほど言いました辞退理由もございましょうし、当日、都合が悪いというようなこともありましょうし、連絡を入れていただければ、辞退届なり、それから電話でも連絡をいただければ、ペナルティーはございません。ただ、何もなく、ここに書いておりますけれども、不参加という場合があります。それは忘れたとかいう場合につきましては、指名停止の要綱がございまして、2年間で2回以上ありますと、短期の停止があるということにしているところでございます。 ○(池田議長) 行待議員。 ○12番(行待議員) 納品ができないとか、部品の調達ができないとかいう理由もあったようですけれども、もともと指名業者として指名願いを出しているわけですから、どんな入札にも対応できるべき業者でなかったらだめだというのが私の考え方なのですね。ですから、そういうことがたびたびあるということになると、指名願いそのものもいただいていても、指名できないのではないかというふうに考えるわけです。そういったところについてもやはりペナルティはかけないで、相変わらず辞退されるのに、指名は今後も続けていかれるのか。そのあたり最後に1点お願いします。 ○(池田議長) 財務部長。 ○(糸井財務部長) まずは指名願いで出されているところから選ぶということですから、それは出される方、そこを優先にしていきたいということではございます。おっしゃいますことも理解はできるところでございますけれども、それで何回、同じ案件のような場合、いろいろな救急車両でも簡易な積載車のある場合もありましょうし、それから広報車的なものもございましょうし、いろいろなケースがあるかと思っております。そういう中で、本来、こうした艤装の多いCD型のポンプ車は無理かどうかということも問い合わせというのは、今後、検討もしていくことが必要かなという、何回か回を重ねる中でそういうことは思っているところでございます。 ○(池田議長) これで質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第85号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○(池田議長) 御異議なしと認めます。  したがって、本議案は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより議案第85号について討論を行います。これで討論を終了いたします。  それでは、議案第85号について採決いたします。議案第85号 財産の取得について(CD-1型多機能消防ポンプ自動車、原案のとおり決することに賛成の議員は起立願います。       (起 立 全 員) ○(池田議長) 起立全員です。  したがって、議案第85号は原案のとおり可決されました。   ○(池田議長) 日程第8 報告第25 専決処分の報告について《除雪自動車物損事故(1/1峰山)に係る損害賠償額の決定》から日程第18 報告第35号 専決処分の報告について《倒木に起因する自動車物損事故(5/23久美浜)に係る損害賠償額の決定》までの報告11件について、提案者から報告の説明を求めます。 ○(中山市長) 報告第25号から報告第35号まで、損害賠償の額の決定を専決処分しましたので、御報告申し上げます。除雪の自動車中心に多くなっておりますけれども、一括して御説明をさせていただきたいと思います。  最初に25号でございますが、本年1月1日、市所有の除雪自動車が峰山町小西地内の市道安小西線を除雪作業中、除雪した雪が相手方所有の防火水槽フェンスに転がり、破損させる被害を与えたものでございます。  過失割合については、相手方の過失は認められず、当方が100パーセントとして、去る7月13日に専決処分により損害賠償の額を決定しました。  損害賠償額15万8,550円につきましては、全国自治協会自動車損害共済の共済金で対応いたします。  次に、第26号でございますが、本年1月31日、市所有の除雪自動車が網野町木津地内の市道若宮線を除雪作業中、排土板が相手方所有のごみステーションに接触し、破損させる損害を与えたものでございます。  過失割合につきましては、相手方の過失は認められず、当方が100パーセントとして、去る7月13日に専決処分により損害賠償の額を決定いたしました。  損害賠償額9万円につきましては、全国自治協会自動車損害共済の共済金で対応いたします。  第27号でございますけれども、本年1月31日、市所有の除雪自動車が丹後町間人地内の市道間人東線を除雪作業中、集積した雪で相手方所有の駐車場側壁とフェンスを破損させる損害を与えたものでございます。  過失割合は、相手方の過失は認められず、当方が100パーセントとして、去る7月13日に専決処分により損害賠償の額を決定いたしました。  なお、損害賠償額83万4,750円につきましては、全国自治協会自動車損害共済の共済金で対応いたします。  第28号でございます。本年1月31日、市所有の除雪自動車が丹後町間人地内の市道間人西線を除雪作業中、排土板が相手方所有の車庫側壁に接触し、破損させる損害を与えたものでございます。  過失割合につきましては、相手方の過失は認められず、当方が100パーセントとして、去る7月13日に専決処分により損害賠償の額を決定しました。  損害賠償額11万4,450円につきましては、全国自治協会自動車損害共済の共済金で対応いたします。  第29号でございます。1月31日、市所有の除雪自動車が久美浜町向町の市道向町土居後線を除雪作業中、除雪した雪で相手方所有の屋外配管を破損させる損害を与えたものでございます。  過失割合につきましては、相手方の過失は認められず、当方が100パーセントとして、去る7月13日に専決処分により損害賠償の額を決定しました。  損害賠償額3万6,750円につきましては、全国自治協会自動車損害共済の共済金で対応いたします。  次に、第30号でございます。本年5月12日、峰山町長岡地内の市道上中坪尺八線において舗装路面の陥没箇所を自動車が走行したことにより、右側後輪タイヤのパンク及びホイールを破損する損害を与えたものでございます。  過失割合につきましては、協議により相手方60パーセント、当方40パーセントとして、去る7月13日に専決処分により損害賠償の額を決定いたしました。  損害賠償額1万563円につきましては、全国自治協会自動車損害共済の共済金で対応いたします。  第31号でございます。本件は、本年5月16日、峰山町長岡地内の市道上中坪尺八線において舗装路面の陥没箇所を自動車が走行したことにより、左側後輪タイヤのパンク及びホイールを破損する損害を与えたものでございます。  過失割合については、協議により相手方60パーセント、当方40パーセントとして、去る7月13日に専決処分により損害賠償の額を決定しました。  損害賠償額1万5,246円につきましては、全国自治協会自動車損害共済の共済金で対応いたします。  次に、報告第32号でございます。本年1月14日、市所有の除雪自動車がアミティ丹後の駐車場を除雪作業中、排土板が相手方所有の汚水桝にひっかかり、破損させる損害を与えたものでございます。  過失割合については、相手方の過失は認められず、当方が100パーセントとして、去る7月27日に専決処分により損害賠償の額を決定いたしました。  損害賠償額11万250円につきましては、全国自治協会自動車損害共済の共済金で対応いたします  次に、報告第33号でございます。本年3月18日、やさか老人保健施設ふくじゅのデイケア利用者送迎車が、京丹後市峰山町荒山地内の府道間人大宮線を走行中、右折する際に進入路が狭かったため、いったん左側の空き地に車両を入れて右折しようとしたところ、後方から直進してきた相手車両と接触し、相手車両左側面を破損させる損害を与えたものでございます。  過失割合については、協議により相手方30パーセント、当方70パーセントとして、去る7月27日に専決処分により損害賠償の額を決定いたしました。  損害賠償額7万5,705円につきましては、全国自治協会自動車損害共済の共済金で対応いたします。  次に、報告第34号でございます。本年6月6日、京丹後市消防本部職員の駐車場におきまして消防本部公用車が駐車場から出ようとしたところ、駐車場に入ってくる対向車があり、進路を譲るためバックしたところ、駐車中の相手方車両の前部バンパーに接触し、破損させる損害を与えたものでございます。  過失割合については、相手方の過失は認められず、当方の過失が100パーセントとして、去る7月27日に専決処分により損害賠償の額を決定いたしました。  なお、損害賠償額14万6,000円につきましては、全国自治協会自動車損害共済の共済金で対応いたします。  次に、報告第35号でございます。本年5月23日、久美浜町葛野地内の市道葛野箱石線におきまして、隣接する市有地の立木が倒れ市道側に覆いかぶさっていたところ、走行してきた自動車が避けることができず衝突し、フロントガラス等を破損させる損害を与えたものでございます。  過失割合については、協議により相手方70パーセント、当方30パーセントとして、去る7月27日に専決処分により損害賠償の額を決定しました。  損害賠償額6万7,422円につきましては、全国自治協会自動車損害共済の共済金で対応いたします。  以上のとおり、11件の専決処分を行いましたので、御報告申し上げます ○(池田議長) 報告11件の説明が終わりました。特に質疑等あれば許可いたします。行待議員。 ○12番(行待議員) 12番、行待でございます。今の問題につきましては、報告でございますので、既に済んでいる事項であるということで、今から何を聞いてもどうのこうの変わるものではございませんけれども、この一定の報告の中で、4点ほどちょっとお聞かせ願いたいというふうに思います。障子の棧の隅っこをつつくような形になるかと思いますけれども、お許し願ってお答えいただきたいというふうに思います。  まず、今回の報告の中で、6件の除雪車の事故があったわけですね。その事故がすべて1月中、1月1日、1月14日、1月31日、1月中の除雪車の事故である。当然、2月の当初には相手方との話はもう既に済んでいなくてはならない。お金のやりとりも当然ながら、これはしていかなくてはなりませんし、フェンスであれば、フェンスを直していかなくてはならない。そういったことがあるにもかかわらず、3月にも出てこない。6月にも出てこない。やっと8月の臨時議会でこの報告がなされている。幾ら報告とはいえど、議会を軽視し過ぎだというふうに思っております。もう既に事故が起きてから7カ月たっているのですね。これがなぜ今ごろ出てきたのか。それほど内容的には、相手方ともめる内容ではないのですね。既にすぐにこんなものは決着がついていなくてはならない内容である。そこが1点です。  それから、除雪車の、これ委託料を払っていくのですけれども、恐らく委託の内容の中には除雪車に2人搭乗ということがあるのではなかろうかなと。特に除雪車は車の1台、石垣の一つぐらい少々さわっても全く運転手にはそのショックがないような重機でございます。それほど非常に危険なものではあると。したがって、駐車場に駐車するとき、そういったときには必ず1人が下におりて、前後確認をしているというのが私の認識であります。2人が乗っていながら、なぜ、このような駐車場等でフェンスが傷んだり、そういったことが起きているのか。これが人間ならどうであるのだというふうにまず思っております。これが2点目です。  それから、報告の30、31、これ、同じ場所なのですね。報告の30は、これが5月12日、そして、報告の31が5月16日、長岡地内の市道、上中坪尺八線、同じ場所で1週間で2回起きている。事故が起きたという報告があれば、当然、そんなものはその日のうちに直しておかなくてはならない。それが4日も放置されている。こんな穴はどのぐらいの穴かわかりませんよ。しかし、カルバルトを詰めたら済む話なのですよ、これ。それが4日も放置されて、2回も事故を起こしている。なぜ、このようなことが起きるのか。たしか市道のパトロール隊員2人いるはずです。一体何をしているのか。このあたりが、これが三つ目です。  それから、非常に毎回、毎回の議会で公用車の事故が多い。幾ら全国市町村会の保険で補てんされるとは言いながらも、非常に多いわけですね。これはもう私いつも指摘しているのですけれども、事故が多い。事故が多いとなると、その全国市町村会の保険の掛金が、これ、当然ふえてくるのではないかと。昔、ある町でかなりの大きな事故がどんどん続いて、町村会の何か自賠責がなくなったというような話も聞きますけれども、非常にこれ、掛金がふえてくるのではないかというふうに思っています。そのあたりの実態ですね、他町と比べて、果たして京丹後市は平均なのか、多いのか、少ないのか。そこまでつかんでおられたら教えていただきたい。この4点を、ひとつ、昼過ぎましたけれども、よろしくお願いしたいと思います。 ○(池田議長) 建設部長。 ○(大村建設部長) 1番から3番、除雪関係の事故の関係であります。3番目は市道ですが、まず、1番目の、議員御指摘のとおりいつまでかかっているのだと。処理の関係であります。もう何を言ってもいいわけになりますが、いろいろなことが重なっております。御存じのとおりことしはもう豪雪ということで、非常に大きな対策本部をつくりながらやってきたという経過があります。特に業者さんの方に除雪の委託料を支払うのに膨大な処理が必要であったということが1点ですし、それから、対車両の事故あたりは早目に処理をさせていただいて、これ、6月だったと思うのですけれども、出させていただいています。それから、それ以外につきましては、特に、すぐ生活に影響のないといいますか、そういう方々については、ちょっと処理がおくれますということを言いながら進めてさせていただいたということもございます。  それから、さらにまた場所もあるのですけれども、雪がとけてからわかると。特にことしの場合はそういうことがあったのですけれども、雪がとけてから初めてここがおかしいよということを言われる。3月以降になってからそういうことが業者なりからも報告があるということでおくれてしまったということであります。まだ、実は何件か残っておりまして、まことに申しわけないと思うのですけれども、ちょっとそういうようなことで、事故の件数が多かったということ、雪が大変だったということを含めて、確かにおくれておりますことをおわびしたいというふうに思います。  それから、除雪車の搭乗、お二人でということなのですが、よくわかりますし、ただ、夜間ですとか、早朝ですとか、いろいろなケースで動いております。それから、特に狭いところ、議員が言われた駐車場あたりは当然気をつけていれば防げたかなと思いますけれども、排雪をしないといけないとか、いろいろなケースが今回ありまして、そういう事故につながってしまったと。これも業者指導を含めてまた徹底したいと思いますけれども、そういう事情もあるということで御理解いただきたいと思います。  それから、2カ所、30号、31号、同じ場所で4日間放置されていたのではないかということであります。道路パトロール、何年か前から緊急雇用をいただいて、一生懸命回らせていただいていました。昨年、一昨年ぐらいはぐっと件数が減ったと思うのですけれども、今回、田んぼの中の方の市道ということで、もうこれも言いわけですが、発見がおくれたということであります。以降、そういったところも含めて回るようにということで指導しておりますので、通報があって直しに行くまでの間に、通報が早くあればやったと思うのですけれども、後から2件来たというような感じを聞いておりまして、何を言っても管理不足ということでありますので、これもおわびさせていただきます。よろしくお願いします。 ○(池田議長) 企画総務部長。 ○(新井企画総務部長) 議員御指摘のように公用車の事故が多いというのも、こちらの方でも認識をしておりまして、既にこちらの方としましても、副市長の方からの通達を各部署の方に出しておりますし、それから、各部署から管理職を集めまして、交通安全の研修も実は実施をしているところであります。できるだけ公用車の事故はないにこしたことはないのですけれども、日ごろからの注意喚起を促すように各、例えば庁内の会議でありますとか、そういう場でもお願いをしているところです。 ○(池田議長) 財務部長。 ○(糸井財務部長) 保険金請求の関係につきましては、管財収納課が、示談が済めば直ちに共済金を請求しているということでございます。事故率によって、次年度の掛金が高くなるかということですけれども、そういうことはない、定額ということで加入しています共済はそういう形になっておりますが、当然、気をつけていかなくてはならないと思っていますし、それから他市と比べてどうかということでございますけれども、事故が多いというのはちょっと聞いておりますけれども、今、他市との比較は持ち合わせておりませんので、また決算審査の中でもと思っております。 ○(池田議長) 行待議員。 ○12番(行待議員) 部長の方からまだこれから出てくるというような話もあったわけでございますけれども、9月議会、12月ということはないと思いますけれども、首かしげていますけれども、12月などということは恐らく考えられないと。1月に起きたものが12月に、12カ月後にまたその報告があるなどということは、もう恐らくないと思いますけれども、できるだけ、この報告と言いながらも、やはり慎重に考えていただきたい。議会に報告するわけですから、できるだけ早く報告していただきたいというのが1点と、全国市長会の補てんですから、相手を疑うことなしにもう出したらいいではないか、こっちが100%悪いのだということになるのかもわかりませんけれども、今の市道でおくれたところ、同じ場所で2回やったところは、後から報告があったから直す前に2件あったということなのですけれども、なぜ、そこで事故が起こったという確認は、どういう取り方をするのですか。それだけ1点教えてください。 ○(池田議長) 建設部長。 ○(大村建設部長) これは前も同じようなことがあって、同じ質問をいただいたと思っています。特に、事故があった場合、直接管理課に来る場合と、市民局の方にこういうことがあったということで申し出られるということです。それを受けて、管理課の担当が本人さんと出会いながら確認をしていくと。当然、現地で立ち会いをしますので、ただ、警察の届ですとか、そういったものまでは求められていないということですので、何で確認しているかということはもう本人さんとの、それから現場の状況、そういったことで判断をしているということで、保険会社もそれを認めていると。除雪の場合でも、手続がおくれるというのは、確かにいろいろな手続が今ありまして、特に車両の場合は警察が当然要りますし、そうでない場合は、現場を確認しながら、運転員といいますか、業者の作業員の方の自認書といいますか、確かにここでやったというようなこともいろいろな書類をつけて保険会社とやっています。示談は終わっても、保険会社との調整で今おくれているというのが何件かありますので、私もとにかく早くしろということをお願いしていますけれども、相手があることなので、確認はさせてもらいますけれども、また、ちょっとその辺も御理解をいただきたいと思います。 ○(池田議長) 森議員。 ○19番(森議員) この除雪の関係の事故にかかわる中で、ちょっと仕組み上がどうなっているのかよくわかりませんのでお尋ねするわけですけれども、いわゆる自治会への機械貸与というのがありますね。この中にもそういうものがあるのかどうかということが一つと、それから、若干、ここ数年間、私も気になっておりますのは、いわゆる機械貸与の場合に、先ほども立ち番のいう人がありましたけれども、見ていたら、しっかりとやれているのかどうかなという疑問に思うような場面がきょうまであって、案の定、そういう面で私の近所で事故があったと。そういう人たちに対する、いわゆる教育というのか、事故があったらどうしたらいいのかだとか、訓練等が徹底してあるのかどうか。それから、この損害賠償の場合、自治会の場合にはどういうルート、どういう形で結論、和解に至るのか。この辺はいかがでしょうか。 ○(池田議長) 建設部長。 ○(大村建設部長) 自治会貸与の機械があるかどうかということについては、自治会貸与であろうが何であろうが市の所有機械ですので、市の所有機械が事故を起こせば、市がやっていかなければならないということです。自治会の場合は余りないとは思います。  それから、作業の訓練なり、指導ということですが、確かに雪の多いとき、少ないとき、それから、作業員さん、運転手さんについてもなれた方、なれていない方、いろいろなケースがあると思います。やはりそういったことは除雪会議を毎年行います。大体割り当てている地域もほぼ同じようなことできています。ただ、業者さんが都合で変わられたりとか、場所を変わった場合、それから運転手が今までの路線と違う場合、そういうようないろいろなケースがあると思うのです。それについては、除雪会議の中で、事故については十分注意してほしいということは重々申し上げておりますし、地区貸与の機械についてもとにかく事故のないように、あれは作業の講習を受けていただきますから、当然やっているのですけれども、何分、ことしについては、とにかく豪雪だったと。朝晩関係なしに除雪に出たということで、通常の年とはちょっと違うという、これも言いわけになるかもわからないですけれども、御理解をいただきたいというふうに思います。 ○(池田議長) 森議員、いいですね。(「訓練がしっかりとしてあれば。」声あり) ○(大村建設部長) こちらからは申し上げますけれども、あとは業者さんの判断ということになります。 ○(池田議長) これで報告11件の質疑を終結いたします。   ○(池田議長) 以上で、本臨時会に付議された案件の審議は終了いたしました。  ここで、市長より閉会のあいさつを受けます。中山市長。 ○(中山市長) 閉会のごあいさつを申し上げます。平成23年第4回京丹後市議会8月臨時会の閉会に当たりまして、一言、御礼のごあいさつを申し上げます。  今し方は御提案させていただきました諸案件につきましては、精力的な御審議を賜りまして、厚く御礼申し上げる次第でございます。9月議会も控えておりまして、引き続きよろしくお願い申し上げる次第でございます。  最後に1点、御報告でございますけれども、来る日曜日、8月28日は、全市的に地震、津波を想定した防災訓練を行うこととしておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げる次第でございます。  残暑とはいえ、まだ本格的な暑さも続いておりまして、引き続き体調にも御留意の上お過ごしいただきますようお願い申し上げ、簡単でございますけれども、臨時会の閉会のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○(池田議長) これで、平成23年第4回京丹後市議会8月臨時会を閉会いたします。どなたさまも御苦労さまでした。      午後 0時23分 閉会 ┌───────────────────────────────────────────┐ │   会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。      │ │                                           │ │                議  長  池 田  惠 一             │ │                                           │
    │                署名議員  松 本  聖 司             │ │                                           │ │                署名議員  由 良  尚 子             │ │                                           │ └───────────────────────────────────────────┘...